自動機械と化す | ZENT進学塾

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色々な批判がされそうですが、思ったことを。

 

 

80年代、詰込み教育が批判されました。

 

そして、90年代、自分で考える力を養成するように教育は変化しました。

 

私は、87年生まれであり

 

詰め込みから考える力へと変遷する時代に教育を受けてきたと思います。

 

これは私の勝手な感想ですが

 

考える力を養成することが目指され

 

そしてそれが受け継がれてきた今と

 

かつての詰め込み教育。

 

 

私は、後者の方が皮肉にも考える力はあったのでは?と感じています。

 

なぜなら、思考するためには知識が必要だから。

 

家を作ろうよっていたって、その材料が無ければ組み立てようがない。

 

こういう事態になっていませんか?

 

と私は感じています。

 

 

暗記すべきものをまず暗記する。

 

そして、その暗記すべきものって

 

普通の人が考えているよりも、ずっと多いと思います。

 

今は、考えよう!が先に来て

 

暗記を疎かにし過ぎているように思います。

 

結果、考えられない。

 

考えても、いや、浅すぎるから

 

という事態が多いように感じています。

 

 

私は昔、

 

高校生までの数学は暗記物。キミらの思考なんて先達がすべてやっているのだから捨てろ。

 

と言われたことがあります。

 

また、他の方からは

 

漢字やことわざなどの語彙、日本語の構造を暗記しないで物を考えるなんて烏滸がましい。

 

と言われたこともあります。

 

今は、そのとおりかもと思っています。

 

 

まずは暗記する。

 

そうやって引き出しを増やさないと思考なんてしても意味がない。

 

とまではいわないけれど、浅い。

 

 

学問というのはスポーツや武道と同じです。

 

まずは型をしっかり覚える。

 

基本動作を反復して、自動機械となる。

 

先ほどの記事と同じくメモリー解放という事ですね。

 

すると、その基本に意識をさかなくてよいから

 

意識を他のことに向けられるようになる。

 

 

いきなり

 

好き勝手やれ! そして、好き勝手な方法で進めよ!

 

とするのではなく、大事なことがらの暗記や考え方の型を身につける。

 

ときには、「何の意味が??」と思うような作業もたくさんある。

 

けれども、

 

合理的に思えることが不合理で、不合理に思えることが合理的

 

ということは、世の中にはたくさんあります。

 

意識の抽象度が低いと、それが分からない。

 

思考も浅くなる。

 

 

だから、まずはとにかくしっかり暗記する。

 

そして引き出し増やす。

 

そして、ある一定水準までのことは自動機械と化してこなす。

 

そうすることでやっと、深い思考ってできるようになるのではないのかな?