大学付属の変 | ZENT進学塾

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いろいろと今年の入試結果を学校がホームページで公開し始めたので、ちょっとわかってるものだけまとめていきます。

 

 

【明大明治の変】

数学

受験者平均点 25.74点

合格者平均点 38.35点

 

ボーダーは148点

やっちまったなぁ!って感じの点数です。

明大明治はたまにこういう年があるのですが、早慶受験者もいるはずだってことを考えると低すぎる!

解きました。確かに難しい。

そして手間のかかる問題が多く、ちょっと数学弱い子はもう何もできなかったのだろうなという感じ。

これで時間50分は相当厳しい。でも、とてもいい問題だと私は感じました。

ここ数年、徐々に易化しているように感じる高校入試数学に、待ったをかけるような雰囲気です。

私としては、これくらいやってもらわなきゃ困る! といった感じです。

 

【明大中野の変】

ここのところ、じわじわボーダーが上がってきている明大中野。

今年のボーダーは192点

以前は170点あればおつりが来ていたのですが、ここのところ徐々に上がり、5年前くらいと比較すると約20点ほどボーダーが上がりました。

原因はおそらく数学。

50点越えればどうよ? という感じだったところが、合格者平均は70を超えるようになりました。

 

【法政国際の変】

共学化して大人気となりボーダーが跳ねあがった法政第二と同様、こちらも共学化して跳ね上がるかと思いきや、そんなに変わらずだった法政国際ですが、ここに来て激変。

ボーダー206点

去年から+32点です。

もともと女子高だけあって数学がそこまで平均点は高くなかったのですが、じわじわ上昇。

受験者平均で55.6点。合格者平均は6割後半になると思われます。

国語が受験者平均7割とかなり高かったので、もしかしたら国語が簡単で、このせいでボーダーが高くなったのかもしれません。

しかし、油断できません。

法政国際も7割勝負の世界に突入しそうです。

 

【中大附属の変】

もともと高得点勝負の傾向であった中大附属。しかしこちらもじわじわさらに上昇。

200点くらいのボーダーだったところが

去年 男子230点 女子236点

今年 男子227点 女子229点

なんと八割勝負の世界に!

ちなみに、同系列の中大杉並も、今年はまだ不明ですが、去年のボーダーは203点

ここももともと180点くらいがラインだったのに…

軒並み20点から30点くらい増加。

 

 

速い話が

 

〈マーチの激戦化が止まりません!〉

 

 

以下、小ネタ程度のお話。

 

【早大学院】

ボーダーは下がりました。公表されていませんが、160点程度+小論といったかんじでしょう。

どの科目ももちろん難しいのですが、数学がこちらもかなーり厄介でした。

 

【慶應義塾】

ボーダー不明。公表されていません。

問題もまだ三科目は見ていませんが、数学は相変わらずいやらしい問題。

 

 

 

とここまで書いてきて、私の自論が証明された気がします。

 

受験は英国(都立なら理社も)はとって当然。

 

そのうえで

 

数学でどこまでぶっちぎれるかという勝負

 

だと、私は考えています。

 

数学が弱い生徒は勝てません。(英国理社が弱い生徒は論外)

 

 

明大明治、早大学院、慶應義塾

この三つ。

かなり数学がやりにくかったんです。

慶應義塾は去年もかなり厳しい問題でした。

なんとなく

「いや、オマエラさ、英語英語ってゆってるけど、数学出来ねーヤツなんかいらねーよ?」

と言われているように感じます。

 

そして、この三つの学校。

国語もやりにくい。

明大明治の今年の国語はまだ見ていませんが、例年、日本語を意識させるようなつくりだったり、文章だったりが出てきているという印象です。

早大学院の国語は毎年難しい。高校入試トップ5に入る難度だと、私は感じます。そして、小論文という非常に厄介な存在。

慶應義塾はむかしからずっと、日本語の言語感覚を意識させてくる問題です。

この意味は何か。

 

「英語じゃねーから」ってことなんじゃないかな? と私は感じています。

 

英語は当たり前に使いこなせ。

 

でも重要なのは、日本語だったり数学的な思考力だから。

 

というメッセージのように感じます。