承認を求める社会 から派生 ~負荷とリアルな経験~ ⑩ | ZENT進学塾

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【危険を知る】

 

前回の続きです。

 

遊ぶ環境が減っているのと関連して、公園から遊具がどんどん減っているという話があります。

 

一つ例を挙げると、保護者の方は記憶にあると思いますが、公園にあった回転する球体の遊具。

  コレ

 

 

私が小学校高学年くらいまでは現役でいたように記憶しているのですが、いつしか下が固定され回転しなくなりました。

さらに数年たって撤去されました。

 

理由は子どもが怪我をして危ないからです。

たしかに危険な遊具でした。

小さいころにどれだけ早く回転させて耐えられるかという、今にして思えば阿呆極まりない遊びをし、案の定友達が吹っ飛ばされた経験があります。

 

最近の公園をみると、遊具はどんどん減っていますし、高さもない。

砂場も猫がフンをしたりして雑菌が多く不衛生だからと、なくなっているそうです。

 

ですが、危険だからと、不衛生だからといって遠ざけたり隠したり、禁止することがいいことでしょうか。

 

私の経験で話をすれば、回転する遊具で吹っ飛ばされて以降、「これ以上はヤバいよね」という感覚がなんとなくではありますが共通認識として出来上がっていました。

 

木から落ちたこともありますし、変な虫や植物を触ってかぶれたこともあります。

 

でも、そうやっていくなかで、「これ以上は危ない」「これは危険なもの」といった感覚が身について、「危ないから辞めよう」、と考えるようになるのだと思います。

 

ナイフや包丁、火なんかもそうです。

危なさや使い方がいつまでたってもわからない。

 

今はスマホもこれに含まれるかもしれませんね。

 

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