こんばんわ。
昨年末の本上映のとき劇場で見た『ポールプリンセス』が
3/14のホワイトデ-1日限定でアンコ-ル上映されます。
公式サイトにはこの情報は上がってませんが、数日前ネットで告知がありました。
私の地元の隣の区のシネコンでも上映あります。
3/8から始まった
『ごとぱず』ホワイトデーイベ 前半パ-トレビュ-。
バレンタインに五つ子ちゃんからチョコをもらったフ-タロ-
ホワイトデ-のお返しを考えてます。
ホワイトデ-は日本の製菓会社が売り上げ増のために作ったイベント。
このホワイトはマシュマロが白い(白くないマシュマロもありますが)ことから
つけられたそうです。
プロロ-グから。
とある家庭教師の日―――
「もう3月か・・・春の気配がするな」
「そう! もう3月が始まっちゃったんだよ~」
「あんた ちゃんと用意してるんでしょうね?」
「用意って?」
一般常識に疎いフ-タロ- こんなことを言ってます
「バレンタインのお返しに決まってるでしょ」
そういえばバレンタインに五つ子からチョコをもらったんだったな・・・
「ホワイトデ-といえば美味しいお菓子・・・楽しみですね」
「お返し・・・貰えたら嬉しいな」
「あっでも 上杉さんの負担にならないもので大丈夫ですので!」
「そう言われたら余計にプレッシャ-だ・・・!」
ホワイトデ-のお返しって・・・何用意すればいいんだ!?
キャンディとかマシュマロが一般的ですが、マシュマロはお返しとしては
あまりよくない(あなたのことが嫌いです、という意味になるそうで)とか。
ここから1話
―――・・・
ん・・・?
ここはどこだ・・・?
キラキラした・・・庭? それに木になっているのは・・・お菓子?
なんだこのファンシ-な光景は 明らかに現実じゃなさそうだが・・・
「あなたは・・・?」
・・・!?
倒れてる俺を覗き込んでるのは見覚えのある五つ子
しかしその頭の上には光る輪っかと 背中には羽がついている
「なんだその格好・・・」
「なんだとはなによ この姿に驚いてるわけ?
ここじゃこれが当たり前なの 変なのはあんたの方よ」
「ここって・・・」
「人間の世界から迷い込んできてしまったんですね
私たちはこの天空ガーデンで一人前になるために見習い中の天使です」
「天使・・・?」
「はい 愛を司る天使です」
なんだこの夢 よりによって 五つ子が愛を司るだと・・・?
一応名乗りあってみるが 五つ子は俺のことを知らないようだ
まあ 俺の夢だし不思議ではないが・・・
バレンタインからホワイトデ-が終わるまでにキュ-ピッドとして
人々の手助けをすると一人前になれるらしい
しかし五つ子は何度人間の世界に行っても試験に受からなかったのだという
「私たち 落ちこぼれなんです・・・」
「だって人間の世界には可愛いものがいっぱいで つい色々見ちゃうんだもの」
「ドラマとか映画も面白いよね~」
「戦国武将って知ってる? すごくかっこいいんだよ」
「バレンタインとホワイトデ-っていうのも素敵で
やり取りを見てたら1日が終わっちゃうんです」
「私たち天使の間でも感謝とか愛を伝える時にお菓子を渡すけど・・・
それとはやっぱり違うわよね」
「うんうん 一度でいいからホワイトデ-のお菓子 貰ってみたいな~」
「この世界にはない文化なので憧れますよね」
「落ちこぼれな理由がわかってきたぞ・・・!」
どう見ても夢だが 五つ子を落ちこぼれたままにするのは
家庭教師としてどうなんだ・・・?
しかし 一人前の愛の天使にする方法なんて俺にはわからないしな・・・
「天空ガーデンにはたまに君みたいな人間が迷い込んでくるんだよね」
「夜になれば人間の世界への通路が開くから それまで私たちと過ごすのはどうかな?」
「もうすぐお茶の時間なのでおもてなししますよ」
そういえば ちょうど五つ子にホワイトデ-のお返しについて言われてたんだった
こいつらならお菓子に詳しそうだし それぞれに聞いてみるか
「オススメのお菓子が知りたい」と五月に伝えると 楽しそうに森の奥へと案内される
「私がオススメするお菓子はキャラメルです」
「この天空ガーデンでは・・・見てください あの木になってます」
「美味そうなキャラメルが木になってる・・・!?」
「ガーデンにあるお菓子はすべて自由に食べていいんですよ」
「しかもこのキャラメル 人間の世界のパティシェの味にも引けをとっていません!
はいっ どうぞ 食べてみてください」
「なんだこれ 食ったことのない美味さだ・・・!」
「ちょっといいキャラメルって なかなか自分で買わないでしょう?」
「コンビニやスーパ-で売っているお手頃なものも美味しいのですが
有名なお店のキャラメルはとっても濃厚で・・・」
「キュ-ピッドとして恋を結ぶためには人々の生活をよく知らなくては!
おいしい食べ物のリサ-チは完璧です!」
「ただ いざ『恋を結ばなければ』と思うと緊張してしまって・・・」
「私はお互いを信頼しあっている方たちの手助けをしたいのです!」
「手助けってどんなことをするんだ?」
「それは・・・ ええと 偶然を起こして両想いということを気づかせたり
二人に試練を与えたり 幸せにしたり・・・」
先程の五月を真似して 木からとったキャラメルを手渡してみる
「確かに・・・私も貰えて嬉しいです」
「愛の天使として大きなことをしなければと思っていました」
「今みたいに相手の幸せを思って 小さなことから始めればいいのかもしれません」
「恋を結ぶヒントがわかったような気がします」
二乃に呼ばれたんだが ここは・・・野外キッチンか?
五月ちゃんと別れたフータロ- 二乃ちゃんに呼ばれました
「やっと来たわね」
「あんた ホワイトデ-のお返しに悩んでるんでしょ?」
「ああ 二乃のおすすめは何だ?」
「このガーデンではいろんなお菓子が手に入るけど 私のおすすめはやっぱり手作りよ」
料理が得意な二乃ちゃん お菓子もお店に出せるくらいのものが作れます
「今からマカロンの作り方を教えてあげる!」
「急に始まったな!?」
二乃の説明を聞きながらなんとか手伝おうとするが
なれない単語と動きを教えられ 全く役にたてない
マカロン作りってこんなに複雑なのか・・・
マカロンといえば<マック=マクドナルド>でも販売されてますね
「手作りって」
「相手を大切に思ってないとできないことだよな」
「な なによ急に・・・」
「こうやって誰かを思って行動できるのに」
「どうして天使の世界では落ちこぼれなんだ?」
「それは・・・こんなふうにしてあげたいって思うのが
今まであの子たち以外にいなかったからよ」
「じゃあなんで俺にはしてくれるんだよ」
「なんでかわからないけど・・・あんたとはこうやって
一緒にお菓子を作りたいって思ったの」
「まあ俺はほとんど役に立ってないが・・・」
「それでもいいわよ うまくできなくても心がこもってることが大事だし」
「ほらっ 最後にクリ-ムでくっつければマカロンの完成よ」
見よう見まねでマカロンを完成させてみるが・・・二乃のほど綺麗じゃないな だが・・・
「一応これは俺が作ったマカロンだよな?」
「ええ そうね・・・」
「じゃあこれは俺からのお返しだ」
「えっ!? お返しって・・・なんのお返しよ」
突然のフ-タロ-の行動に驚く二乃ちゃん
「心のこもったことをされたら返したくなる」
「天使の間でも感謝とか愛を伝える時に」
「お菓子を渡すってさっき言ってただろ」
「もう・・・これ 私が材料を用意したマカロンなのに!
仕方ないわね・・・受け取ってあげるわ」
前半パートと後半パートのあいだの <五つ子ホワイトデ->のSS
「五つ子 ホワイトデ-!」
「ホワイトデ-のお返しって どんなふうにもらいたい?
私は・・・靴箱に入ってたらドキドキしちゃうかも」
「そうだなぁ 誰もいない教室で・・・とか?」
「夜景の見えるレストランで 愛の言葉と一緒にもらうのもいいわよね」
「サプライズでフラッシュモブを見てる間にいつの間にか手元に・・・なんてどう!?」
「それよりも有名パティシェの大きなホ-ルケ-キがいいと思うんです!」
五月ちゃんが話題を変えてます
「いつの間にか中身の話になってるじゃない!」
以上 『ごとぱず』ホワイトデ-イベ 前半パートレビュ-でした。
この続きは後半パートで。
今日はここまで。
でわまた。