こんばんわ。
10/20から始まった『ごとぱず』体育祭イベ 前半パ-トレビュ-記事です。
五つ子ちゃんが通う高校では体育祭が開催されてます。
体力がないフ-タロ-は今回競技には出ないつもりでしたが・・・。
1話から。
こんなもんだろ・・・よし 飾りつけ完了だ
体育祭で周囲は盛り上がってるな 今日の俺の仕事は終わりだな
最近の学校では体育祭(小学校では運動会。昭和の頃は9月~10月頃に開催されてました)
は地球の温暖化の影響もあってか、現在は5月頃に開催する学校が多いですね。
当日の朝花火をあげたり、連絡網=これも個人情報保護の関係で現在ではありません=で
連絡が来たり。
「あっ 上杉さ-ん!」
四葉ちゃんに呼ばれるフ-タロ-
「お前らか 何か用か?」
「たまたま通りがかっただけだけど・・・
何でそんなにやる気なさげに座ってるのよ 開会式はこれからよ?」
「せっかく1年に1度の体育祭なんだから 楽しまないともったいないよ~?」
「そういえば上杉君
体育祭の種目・・・一つもエントリ-してませんでしたよね?」
私の小学校では1競技は必ず出なければなかったですが、ここは自由参加のようです。
「あえて申し込まなかったんだ」
うちの体育祭はエントリ-自由だからな
申し込みさえしなければ応援だけで済むのは本当にありがたい
「え~っ!?
受付に行けば今からでも参加申し込みできるよ?
それか出られなくなった人の助っ人として参加するとか・・・」
飛び入り参加も可能のようで、これに関してはかなりユルイ学校ですね
「俺は見るだけで良いんだよ」
運動が苦手なフータロ- こんなこと言ってます
「本気で言ってるの?
四葉 あんたがなんの種目に出るのか教えてやんなさい!」
「綱引きと100メートル走と騎馬戦と障害物競走とパン食い競走と あと―――」
運動部の助っ人をしたことがある四葉ちゃん すごいです
「お前は参加しすぎだろ・・・!」
「万が一 誰かが出られなくなった場合も ヘルプができるように準備万端です!」
「アクシデントで欠員が出たときにヘルプに入る場合は同じチ-ムじゃなくてもいいので
困ってる人の力になれたらな~って思ってます!」
「全チ-ムのスーパ-助っ人かよ!」
「四葉ほどじゃないけど 私たちも参加するわよ?」
「優秀選手賞を狙ってるからね~!」
ああ 閉会式で優秀選手賞が発表されるって聞いたような・・・
でも俺には関係ないしな
「それから最後のリレ-も 私たち5人で参加するんです!」
「最後のリレ-って?」
私が学生だった頃も体育祭の最終種目はリレ-でした
「あんた・・・とことん体育祭に参加する気ないのね」
「最後のリレ-は体育祭のお祭り的な種目で
クラスもチ-ム分けも学年も関係なく5人1組で参加できるんだ」
「ダンス部 演劇部 仲良し5人組・・・色んな人が参加してるわ」
「そしてなんと・・・このリレ-で優勝したら 学食1ヶ月無料券がもらえるんです!」
最近増税の影響で材料費の高騰により学校給食が提供できなくなってしまったと
いうのがありました。給食が止まるなんてことは昭和の時代にはなかったですが。
学校給食は無償で提供できるようにしてほしいです。
「それは悪くないな・・・」
「上杉さんも 今から参加しちゃいますか!?」
「いや それは遠慮しとく・・・」
無言の三玖ちゃん
三玖の様子がどうも変だな 何事もないと良いんだが・・・
開会式も終わったし あとは応援席でじっとしているか・・・
そんなフータロ-のとこに
「あ! いたいた! ちょっと応援パフォ-マンスを手伝ってほしいんだけど」
二乃ちゃんがサポ-トの依頼に来ます
「えっ なんで俺が・・・!」
乗り気じゃないフータロ-
実は応援旗を持つ予定の子が手首をケガしちゃって・・・持つのが難しいの」
「頼めそうな子たちはみんな競技の準備しちゃってるんだもの・・・
あんたしかいないのよ!」
「応援してる間だけでいいから旗を振ってくれない?
みんな一生懸命練習したから成功させたいの!」
二乃ちゃんの依頼にフータロ-は
「しょうがないな 旗を振るだけで良いのか?」
乗り気じゃないながらも受けます
「ええ うちのチ-ムのハチマキと衣装に着替えて うしろで旗を振ってくれたら良いわ
最後のポーズだけ全員でするんだけど―――」
「お おい・・・! 最後のポーズって!?」
「『誰よりも空高く 頂点を目指せっ!』って掛け声でかっこよくきめるの!
それじゃあ 私は先に行ってるわね!」
空を指さす仕草が決めポ-ズみたいだ ってことは最後のポーズも同じか?
でも俺は旗を持ってるし・・・旗を突き上げれば良いんだな!」
「目指せナンバ-ワン!」
「よし・・・決まった!」
「はぁっ はぁっ・・・お疲れ 最後のポ-ズ かっこよかったわよ」
フ-タロ-を褒める二乃ちゃん
「『誰よりも空高く』って言ってたからな」
「さすがね! 手伝ってくれてありがとう おかげで盛り上がったわ」
「確かにすごい熱狂だったな」
「応援のためにパフォ-マンスしたのに こっちが背中推してもらった気分
たくさん練習してよかった!」
「それと・・・あんたががんばってるとこ けっこうかっこよかったっていうか・・・」
照れてる二乃ちゃん
「あ-もうっ! なんでもない!
あんたが競技に出る時も応援してあげるから! それがお礼よ」
二乃ちゃん、照れ隠しでこんなこと言ってます。
「フータロ-君! こんなところにいた~!」
今度は一花さんが来ました。
「あのさ 私と一緒に このあとの二人三脚に出てくれないかな?」
二人三脚のペアを組んでほしいと
「なんで俺なんだよ」
「どうしても男の子じゃないとだめなんだ~」
「友達と参加するつもりでエントリ-したんだけど
間違って男女ペアレースに申し込んじゃってたのがさっき分かってさ・・・」
「親しくない男子とは組めないし フ-タロ-君しかいないと思って!」
「断られたらエントリ-をキャンセルするしかなくなるから・・・」
「わかったよ! 参加すりゃ良いんだろ」
「良いの!? ありがとう! 競技前に少し練習したいし 行こうか」
「じゃ 本番だと思って軽く走ってみよっか いくよ? せーのっ!」
「わっ! なんでうまく歩けないんだ」
「足を出すタイミングがあってないのかも 歩幅も違うから そこも気をつけよう」
「足も結んであるんだから・・・
私たちは一心同体なんだってことを意識すれば良いんじゃないかな?」
「なるほど…一心同体か わかった」
私も学生の頃の体育祭で<二人三脚>参加しましたが
結局たいした時間をとれなかったが・・・本番に懸けるしかないな
「オッケ- 結べたよ あとは・・・ちょっとごめんね~」
「お互いの腰に腕を回して・・・
こうやって体をくっつければ バランスがとりやすくなるでしょ?」
女の子が隣にいて体をくっつけてるなんて状況はドキドキします
「おおっ たしかに走りやすそうだな」
「紐ももっときつく縛ったほうが走りやすくなるか? ちょっとやってみよう」
「ん? 何か言ったか?」
「ううん なんでもな-い」
「次は俺たちの番だぞ」
「位置について・・・よ-い!」
出だしは悪くない! 一花の勢いに引っ張られてるが・・・このまま走り切れば1位だ!
「あっ・・・!」
「うわっ 危ない・・・! 大丈夫か!?」
「う うん! このままゴールしちゃおう!」
「やった~! 1位になっちゃったね 走ってる時 支えてくれて助かったよ」
今の体育祭では人と競うのが悪いことのように考えて、順位をつけない学校があるとか。
目標があるとがんばれるというのもあるし、順位はつけたほうがいい気がします。
「お前が色々教えてくれたからだ ありがとな」
「お礼を言うのはこっちだってば 一緒に参加してくれてありがとう 楽しかったよ」
まさか競技に飛び入り参加することになるとは・・・
このあとはゆっくり休みながら観戦するか
小学校の運動会は私の学校は日曜の開催(雨天の場合の予備日は平日)
でしたが、中学以降は平日の開催でした。高校では系列の学校=4年制大学 短期大学も
含めて=の全校での連合体育祭というのを三年に一度 市営の競技場を借りてやりました。
大学生のお姉さんたちを見る機会が。
今度こそ見るだけに専念しようと思ってた矢先だってのに―――
応援席に戻ったフータロ-のとこに
「上杉君 ちょっといいですか?
このあと大玉転がしに参加する予定だったのですが・・・」
五月ちゃんがサポ-トのお願いに来ました
「私とペアで走るはずだった子が貧血で保健室に行ってしまいまして」
女の子あるあるですね
朝礼で校長先生の長~い話を聞いてるとき、気分が悪くなってしまうとか
「まさか俺に参加しろって言うのか」
状況を察したフータロ-
「はい! 私と走っていただけませんか?
一花たちは次の競技の準備中ですし 友人も忙しそうで誘えませんでした・・・」
「大玉転がしはリレ-形式なので 欠席するわけにもいきませんから」
『大玉転がし』小学校の運動会で私もやりました。
平らに加工した竹を組み合わせて作ったフレ-ㇺに模造紙とか貼り付けて
水彩絵の具で色を塗って作った大玉を転がしてリレ-でトラックの外周を周る競技
小学生だと玉の大きさもあって前が見えなかったり。
昭和の時代の運動会(体育祭)では定番の競技でした。
「まったく・・・しょうがないな!」
しかたなく参加するフータロ-
「大玉転がしリレ-がスタ-トいたします!
位置について よ-い!」
「言っておくが 俺は運動は苦手だぞ」
「大丈夫です ミスをせず次のペアに届ければよいのですから」
「力加減だけ間違えなければコースアウトしないでしょうし・・・
楽しんでがんばりましょう」
「わかった コースアウトだけ気をつける」
「上杉君! 私たちの番ですよ! 行きましょう!」
おおっ 大玉は簡単に転がるんだな これなら簡単に次のペアに渡せそうだぞ
大玉はハリボテなので重量は軽いです
「カーブですよ!このままだとコースから外れてしまいます!
スピ-ドを落とさないと・・・!」
いや このスピ-ドのまま この角度で力を加えれば・・・!
「・・・すごい! 元のコースに戻りました! ありがとうございます上杉君!
このまま1位で次のペアに渡しましょう!」
最後はスピ-ドが上がった玉と五月の速さについて行けずに
大玉に触れることさえできないとは・・・
「はぁっ・・・はぁっ・・・情けないな」
「いいえ かっこよかったですよ
コ-スアウトしそうなところで機転を利かせてくれたおかげで次につなげられました」
「あ 見てください! 私たちのチ-ムが勝ったみたいです」
「あっちに行かなくて良いのか?」
「はい 今は上杉君と喜びを分かち合いたい気分ですから」
「本当にありがとうございました 応援席でゆっくりしてください」
「上杉さ~ん! 上杉さん! 助けてくださ~い!」
今度は四葉ちゃんが
「今度はどうした・・・!」
ここまでで『ごとぱず』体育祭イベ 前半パ-トは終わりです。
この続きは後半パートで。
ここから 前半パ-トと後半パートのあいだの『五つ子体育祭』のSS
「五つ子体育祭~!」
「体育祭って 綱引きとか徒競走とか 小さいころにやったことがある競技ばかりよね
新しくて面白いプログラムを追加できないかしら?」
「どれだけ綺麗に歩けるかっていうモデルウォ-ク競争は?」
「最後の一人になるまで走り続けるレースはどうかな?」
「大食い競争はどうでしょうか?」
「面白そうだけど もうちょっと個性が欲しいわね・・・」
「騎馬戦をやる時に本物の兜をかぶるとか・・・?
ホラ貝を吹いて出陣・・・名付けて『真・騎馬戦』」
「お~っ! 盛り上がりそう!」
「やっぱり 普通の競技が1番かもね~」
以上 『ごとぱず』体育祭イベ 前半パートレビュ-でした。
この続きは後半パ-トで。
今日はここまで。
でわまた。