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清多夢クラブ

ランして、歩いて、観て思うことを・・。

 三渓園の敷地は、東京ドーム4個分にもなる。京都・鎌倉などから集められた歴史的建造物17棟が園内にたくみ配置されている。そのうち臨春閣(りんしゅんかく)や旧燈明寺三重塔など10棟が国の重要文化財。庭園は、梅や桜、躑躅、紅葉などの名所と知られ、2007年国の名勝に指定されている。

 内苑は、原家が私邸として使用していたエリア。かつては「桃山御殿」と称された臨春閣を中心に、古建築物と庭園が一体となった空間。渓流が流れ込む庭園池を見渡す「亭榭(ていしゃ)」で休み、豊臣秀吉によって建築された「旧天瑞寺寿覆堂」などを観て回る。

 京都木津川に逢った燈明寺は日蓮宗の寺院。建武年間の兵乱で廃絶の憂き目をみる。室町時代に再建されるも衰退する。そんなか原三渓氏が保有して横浜に移築する。三重塔を大正3年、本堂を昭和62年に移築。三重塔は、関東地方における木造の塔では最古とされる。
 

写真1 三渓園の内苑。

 

写真2 臨春閣とその庭園。

 

写真3 聴秋閣と旧天瑞寺寿覆堂。

 

写真4 松風閣(展望台)。

 

写真5 旧燈明寺三重塔と桜景色。

 

写真6 横笛庵と旧燈明寺本堂。

 隅田川において上流から23番目に架かる中央大橋。橋長211m×幅員25mの凛々しい斜長橋だ。橋中央部に聳える主塔が日本古来の兜をイメージさせる。昔、この辺りには三角州があり、「兜島」と呼ばれていたという。

中央大橋は、平成6年(1994年)に竣工した比較的新しい道路橋。フランスのデザイン会社が設計している。主塔基礎の上流部に、フランス彫刻家のザッキン氏による「メッセンジャー」像が立っている。「波をたてども、船は沈まず」という船の守護神だという。

 隅田川の佃島に所在した石川島播磨の東京工場の跡地にスーパー堤防を築き、超高層住宅街「大川端リバーシティ21」を整備する。1986年に工事を着手して1989年頃から入居を開始した。超高層7棟と高層5棟からなる住宅街が出現した。その中で最も高いのは、センチュリーパークタワー(180m)。ビル頭部のピラミッド型のルーバーが特徴的だ。
 

写真1 隅田川に架かる中央大橋(1994年開通)。

 

写真2 中央大橋主塔と東京スカイツリー。

 

写真3 中央大橋を上流から見る。

 

写真4 和風兜をイメージさせる主塔頭部。

 

写真5 「メッセンジャー」像。

 

写真6 大川端リバーシティ21

 

写真7 北斎の富嶽三十六景「武揚佃島」。

 横浜本牧にある三渓園に、約30年ぶりに桜の時期に訪れた。昔も川崎市内の社宅で数年間を過ごした。紅葉時期頃に、家族全員で弁当を食べた記憶がある。ハイカライメージする横浜でありながら、古都を思わせる景観がある。

三渓園は、明治末期から大正時代にかけて、製紙・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三渓が作った。広さ175,000m2の広大な日本庭園。明治39年(1906年)に一般公開された外苑と内苑の二つの庭園がある。四季折々の自然と歴史的建造物とが調和している。

 正門から園に入ると、目の前に大池が広がっている。大池の周囲には、サクラが植えられているので、池沿いを歩きながら花見をする。3つの池がある。大池と蓮池そして睡蓮池。三重塔の岡下に茶屋があり、休息・水分補給して散策を続ける。三渓園については、2回に分けて投稿します。
 

写真1 三渓園 桜と大池。

 

写真2 旧燈明寺三重塔と桜。

 

写真3 涵花亭と睡蓮池

 

写真4 大池南のサクラ。

 

写真5 歓心橋の櫻。

 

写真6 大池東畔の桜。

 

写真7 三渓園のマップ。

 桜の時期の散歩コースに、近くのお寺の境内を通り抜けるよう選択している。西門の老木ソメイヨシノが門番のように立っている。東参道には、樹高10mを超える枝垂れ桜が垂れ下がっている。深井山浄信寺は、旧日光東往還の道沿いある。

 地元では「花のお寺」と親しまれている。境内や駐車場敷地に、数多くの種類の花木が植えられている。石仏周りの馬酔木(アセビ)が薄紅色の花穂をつれている。また石灯篭の近くには、鈴のような黄色い花を咲かせる「トサミズキ」が散った河津桜の枝から顔を出していた。
 

写真1 浄信寺のさくら。

 

写真2 西門のソメイヨシノの老木など。

 

写真3 境内東の枝垂れ桜。

 

写真4 浄信寺の枝垂れ桜。

 

写真5 鈴のような花をつけるトサミズキ。

 

写真6 石仏の周りの馬酔木。

 季節が進む。見慣れた散歩道にも花が咲く。歩く気持ちをはなやかにしてくれる。木蓮(モクレン)と辛夷(コブシ)は、ソメイヨシノより少し開花する。空に彩り与えて散ってゆく。次の花へバトンを渡す。

 中学校の校門の空を彩るのはシモクレン(紫木蓮)。この花に逢うと、卒業式を連想する。愛宕の坂道には、ハクモクレン(白木蓮)の街路樹が道を明るくしていた。木蓮と辛夷は、ほぼ同時期に開花する。厚みのある6枚の花弁はモクレン。花弁が9枚で風にひらひら揺れるのはコブシの花。

 モクレンは、蕾の時は拳のように見えるが、開花すると割れた茶碗のように見える。辛夷の由来は、開花する前の蕾が固く、握りこぶしを連想したから。薄ピンク色の辛夷は、姫四手辛夷(ひめしでこぶし)と呼ばれる。紫木蓮の花弁は、外側が赤紫色で内側が薄ピンクまた白色。褐色になって、樹下に積もるように落下する・・。
 

写真1 空を彩る紫木蓮(シモクレン)。

 

写真2 外側花弁は赤紫色、内側は薄ピンク色(白色)。

 

写真3 ハクモクレンの蕾と開花。

 

写真4 街路灯のような白木蓮。

 

写真5 紅辛夷または姫四手辛夷。

 

写真6 色褪せたコブシ。