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清多夢クラブ

ランして、歩いて、観て思うことを・・。

 雨上がりの良く晴れた春の空、江戸川土手を散歩する。南西方向に富士山、北東方向に筑波山が見える。堤防の天端道路沿いとのり面なに、菜の花が咲き進み春日和。富士山が最も白く輝く時期でもある。しばらくすると、徐々に冠雪が薄らいでゆく。令和8年春の白い富士山を記録しておきます。

 白き富士を見て振り返ると、青紫色の筑波山がある。船形にも見える筑波山であるが、茨城県のシンボルと霊山だ。山体は火山ではなく、隆起した深成岩の花崗岩が風雨などで削れて形成されたという。筑波山からも富士山が見えるので、「関東の富士見百景」に選ばれている。

 花粉のピークが過ぎたようだ。花粉は遠く山地からの厄介な「贈り物」だ。小生は、65歳を過ぎた頃から、三月になると目のかゆみや鼻水が出るようになった。天気の良い日には、マスクと点眼が欠かせない。近所の神社で杉の樹を目にするが、ヒノキはあまり見かけない。「催花雨」が花粉を洗い落してくれるのを期待する。
 

写真1 春の空と江戸川。

 

写真2 江戸川左岸から富士山を望む。

 

写真3 春の空と白い富士。

 

写真4 江戸川右岸から富士山を望む。

 

写真5 白い雲と筑波山。

 

写真6 江戸川土手と筑波山。

 佃大橋は、隅田川の渡船場として、320年続いた「佃の渡し」の位置に架けられた橋。1964年東京オリンピックを目前に竣工した。橋長476m×幅員25mの3径間連続鋼床箱桁橋。150トンのブロック別に、海上大型クレーンにより一括に組み上げるもので、一種の大型ブロック架設方法。

 「つくだ煮」の発祥と知られる佃島。現在は中央区佃となり、月島と並んで高層マンションが立ち並ぶ。東京のウォーターフロントの先駆けとも言える街地。江戸時代、佃島は小さな島で、江戸前の隅田川河口に南に浮かんでいた。漁師の村として知られていた。

 佃地区には江戸時代から続く住吉神社とその例大祭がある。佃島の歴史は、徳川家康が江戸入府の際、摂津国佃村の漁師を招聘したことが始まり。江戸佃島に住み着いた漁師らは、故郷の鎮守・住吉神社を想い、正保3年(1646年)に神社を造営。創建日の旧歴6月29日頃に例祭を開催、夏の風物詩となっている。
 

写真1 隅田川(佃大橋から勝どき橋)。

 

写真2 佃大橋の下流側。

 

写真3 佃大橋の上流側。

 

写真4 佃堀に面する住吉神社と佃堀公園。

 

写真5 佃島の住吉神社。

 

写真6 広重の「佃しま住吉の祭」と夏の例大祭。高さ18m大幟。

 江戸川土手には、菜の花ロードになっている区間がある。日光連山へ続くようなカントリー・ロード。江戸川土手右岸からは、天候がよければ北東の筑波山、南西の富士山まで見渡すことができる。菜の花が枯れるころ、遠くの山々の冠雪は消えてゆく。

 江戸川上流に冠雪した日光連山が良く見えた。その左奥にドームを形成している日光白根山も確認できた。日光市と片品村の境に位置する関東最高峰(標高2578m)だ。明治22を最後に噴火していないが、時折火山性地震がある。因みに白根山と呼ぶ峰は、全国に3山(日光、草津、甲斐)がある。

 菜の花が咲きほこる江戸川は春の風物詩。菜の花は、アブラナ属の総称で、キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなど花も「菜の花」と呼ぶという。河川敷に咲くものは、外来種で「セイヨウアブラナ」または「セイヨカラシナ」。若い葉を食用する場合は「アオナ」、花をつけると「ナノハナ」、種子ができると「ナタネ」と呼び方が変わる。
 

写真1 江戸川右岸の菜の土手。

 

写真2 菜の花ロードと日光連山。

 

写真3 日光白根山を遠望。

 

写真4 赤城山を望む。

 

写真5 冠雪の浅間山を遠望する。

 

写真5 冠雪の浅間山を遠望する。

 

写真6 秩父山地と西洋油菜。

 勝どき橋の西詰(築地側)に、「かちどき橋資料館」がある。資料館前には「かちどきの渡し」碑が立っている。昭和初、勝どき橋は、日本の英知と技術を総動員して完成させた土木技術の結晶とされる。当時日本では、可動橋を知らない人が多かった。資料館では稼働橋の原理や墨田川の橋について資料を展示開示している。

 勝どき橋の可動橋は、当初1日5回開閉していたという。引き上げ角度は70度で、約70秒を要した。そして約20分間橋の通行止めになった。長さ22m×幅24mの橋桁2本が同時に跳開する姿に人々は、驚き、その仕組みに感動したに違ない。

 資料館内には、100分の1の勝どき橋の模型がある。可動部が開いた後、船が航行するようになっている。可動橋を動かした発電設備と電気設備がそのまま保存展示。橋脚部は、稼働桁を支える構造物で。運転室と機械室からなる。定期的に見学会が開催されている。
 

写真1 かちどき橋資料館とかちどきの渡し碑。

 

写真2 日本国内の可動橋一覧。

 

写真3 100分1の勝どき橋模型。

 

写真4 当時の電気設備と発電設備を保存。

 

写真5 可動部の運転室と機械室。

 

写真6 「初めて跳開」と「万国博覧会計画」の展示パネル。

 弥生三月の春は、花粉症で外出を控える人が多いのではないか。江戸川土手から関東の山々を眺めると、浮遊する花粉で霞んで見える。春霞みは、花粉ばかりではなく、水蒸気、排気ガス、pm2.5などが複合的に作用する。近くで杉の花粉の詰まった雄花をみると鼻がムズムズしてくる。

 日本での花粉症は、人口の4割以上が罹患する「国民病」となっている。地域差があるので、関東平野の住人は、人口の約5割が花粉症ではないだろうか。2026年の花粉飛散は、全国的に例年より多いとされる。3月はスギ花粉、4月はヒノキ花粉、更に5月北海道のシラカバ花粉と続く。

 以・米軍によるイランへの奇襲爆撃から1.0ケ月が過ぎた。日本の石油タンカー等は、ホルムズ海峡を航行できずにいる。日本政府は、3月16日から石油備蓄の放出を始めた。3月23日時点の備蓄量は239日分(経産省発表)。その備蓄量に、見込み違いはないのか・・。石油関連製品および電力等の節約・制限が次の課題となってくる。韓国では、既に行動制約と変容が起きている。
 

写真1 江戸川越しの山並み。

 

写真2 春霞の中の富士山。

 

写真3 霞む日光連山と筑波山。

 

写真4 花粉の中、輝く太陽。

 

写真5 近くの神社と杉の雄花。

 

写真6 花粉の源、杉と檜の葉の違い。