駿河海 光芒と夕日 | 清多夢クラブ

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ランして、歩いて、観て思うことを・・。

 駿河湾を南下するうちに、日没を迎えた。クルーズ船の進行方向、右側(西方向)には静岡県の山々が見える。安部川と大井川に挟まれた身延山地だろうか。船尾の方へ移り、遠ざかる陸地と航走波をしばし眺める。

 日没前、垂れ込める雲間から光芒がふり注ぐ。海上に向かって広がる「薄明光線」が・・。別名、天使の梯子またはレンブラント光線とも呼ばれる。雲の切れ間の下、微細な水滴が浮遊している時によく見られるという。

 駿河湾の中央を進めと、西の身延山地、東の伊豆半島を遠くに見られる。そして夕日は、御前崎付近に沈む。沈んだ陽は、上空を覆う雲を赤く染めた。何時しかクルーズ船は、大きく揺れながら夕闇迫る太平洋へと・・。[西日本桜クルーズ-41]
 

写真1 駿河湾の夕日。

 

写真2 霞む身延山地と航走波(航跡)。

 

写真3 薄明光線(天使の梯子)。

 

写真4 湾内の東西方面の山地や半島。

 

写真5 御前崎付近に沈む夕陽。

 

写真6 紅色に染まる茜雲と低空の灰色雲。