豊平川 ミュンヘン大橋 | 清多夢クラブ

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 札幌を行ったり来たりする時期が続いた。その間、札幌市内を縦断する豊平川にかかる橋を幾つか散歩する。豊平川は、千歳方面の山から流れ、江別市付近で石狩川に合流する。その間に、48の橋が架けられている。先ず、斜めケーブルが作り出す三角形が特徴の斜張橋「ミュンヘン大橋」。藻岩山の東約2.5kmに位置する。

この橋は、札幌市とドイツミュンヘン市との姉妹都市提携15年周年に架けられたことに由来する。1972年の札幌冬季五輪と夏季ミュンヘン五輪が開催された縁がある。また、緯度と人口が似通っている背景がある。ミュンヘンの人口135万人、北緯48度。戦後ドイツを中心に発展した橋梁形式が、この斜張橋でもあった。

 ミュンヘン大橋の規模は、橋長172m×幅22m、主塔高さ54m。2径間連続PC斜張橋。4面×12本=48本のケーブルが橋桁を支えている。楽器のグランドハープの弦が47本なので、ハープのような橋だ。主塔部にはバルコニーがあり、ミュンヘン市における有名な建物等を描いたレリーフが2箇所×3面あった。
 

写真1 豊平川に架かる「ミュンヘン大橋」。

 

写真2 主塔の奥に見えるのが藻岩山。

 

写真3 ハープのような斜張橋。

 

写真4 上流バルコニーから恵庭岳を望む。

 

写真5 豊平川下流の札幌中心部を望む。

 

写真6 下流側バルコニーのレリーフと橋夜景。