山陽新幹線新神戸駅近くを流れる生田川。生田川沿いには桜並木と公園があり、神戸市民の花見のスポットになっている。遊戯機具や広場があり、幼い子供と遊べる空間。上流側に山並みが迫り、布引ロープウェイも見える。河川沿い約1.6km区間に約150本の桜があり、「布引き花街道」と呼ばれる。
生田川は、六甲山系摩耶山を水源とする二級河川。全長1.8kmと短いが、急斜面を流下してくる。途中、砂防ダム、布引の滝を経て流れ出す。一方、急流河川の両側には超高層ビルが聳えている。地盤がしっかりしているのだろう。右岸側に「新神戸オリエンタルシティ・C3」、左岸側に「ジークレフ新神戸タワー」。
生田川公園に、中国風の四阿「連翼亭」がある。神戸市は、中国天津市と友好都市の関係がある。連翼亭の対岸護岸は、躍動する龍のレリーフで作られている。タイトルは「百龍嬉水」。中国では龍は、知恵と力を表わすともに、吉祥と知恵の象徴。賢人が次々と生まれ育ち、世の中が平和と大いに栄え発展する様を表現している。[西日本桜クルーズ-33]
写真1 新神戸・生田川沿いの桜。
写真2 河川護岸の桜並木。
写真3 生田川公園からみる桜景色。
写真4 桜と超高層ビル。
写真5 連翼亭と親水公園。
写真6 百龍嬉水の護岸レリーフ。