鴨々川 護国神社 | 清多夢クラブ

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 中島公園南の一画に、札幌護国神社がある。参道の下を鴨々川(かもかもがわ)が流れている。広い境内において、鳥居周辺や多賀神社前に遅咲きの八重桜が残っていた。この護国神社内では、4つの御朱印が頂ける。護国神社、多賀神社、山鼻神社、彰徳苑とである。

 鴨々川は、豊平川からも取水し、水質保っている。中島公園内を流れ、創生川に繫がっている。豊平川が雨で増水すると、水門を閉じる仕組みとなっている。創生川の上流2.5kmを鴨々川と呼ぶ。鴨々川沿いには、歴史的建造物や親水エリア、および散策路が点在している。新緑の中を歩くと疲れが消えてゆく。

 札幌護国神社は、西南戦争で戦没した屯田兵の霊を祀る「札幌忠魂社」が始まり。西南戦争が始まると、新政府の黒田清隆開拓長官の命によって、屯田兵が熊本八代へ派遣された。人吉への進軍に加わり37名の死傷者出す。当時の屯田兵は、東北諸藩の士族が多かったという。皮肉なめぐり合わせだ。

 戦後昭和24年、滋賀県の多賀大社の祭神を勧請する。多賀大社の二柱(イザナギ、イザナミ)は、延命長寿・縁結び・厄払いの神様として、皇室や有力武将をはじめ広く民衆まで信仰した。縁結びの多賀神社とも呼ばれている。
 

写真1 札幌護国神社の正門前。

 

写真2 護国神社の正門と本堂。

 

写真3 縁結びの多賀神社。

 

写真4 境内の八重桜と白いライラック。

 

写真5 彰魂苑の沖縄戦・屯田兵・アッツ島玉砕の慰霊他。

 

写真6 鴨々川の清流と案内看板。