和歌山港の出港時間は13時。早めに西浜の第3・第5岸壁に停泊しているジュエル号に戻る。船内12階のガーデンカフェでランチしていると、下方から日本語の合唱曲が聞こえた。デッキに出てみると、クルーズ船出港を見送る「おもてなし」だった。
和歌山市側は、航路変更に伴う急報であったが、よく対応してくれたと思う。仮設検査所の設営、英訳ボランティアの確保、岸壁でのお土産販売などで忙しかったと考えられる。その中でも、波止場に響きわたる児童合唱団による歌声が嬉しい・・。
生徒17名が「ふるさと」、「花は咲く」、「レット・イット・ゴー」などを元気で唄ってくれた。乗客もデッキなどから拍手と歓声で応えた。そしてジュエル号は岸壁を離れた。見送る側と見送られる側、双方が手を振って別れを惜しむ。紀ノ川の河口が遠ざかってゆく・・。[西日本桜クルーズ-10]
写真1 西浜岸壁のクルーズ船から和歌山城を望む。
写真2 西浜岸壁に停泊するジュエル号の船首。
写真3 出港前の「おもてなし」。
写真4 和歌山児童合唱団から元気をもらう。
写真5 紀ノ川河口の青岸橋(赤い橋)。
写真6 遠ざかる和歌山港と雑賀崎付近。