寄港地の変更により、和歌山の入港時間が6時15分、出港が13時00分となる。滞在時間が短くなったので、7時頃に下船できるように準備。シャトルバスは期待できないので、タクシーを利用して史跡和歌山城に向かう。和歌山市側は、突然に大型クルーズ客船を受け入れることになったが、対応には慣れているようだった。
全長約300mのジュエル号は、和歌山下津港の西浜岸壁に接岸した。西浜の第3岸壁と第5岸壁を合わせると延長500mの大深度岸壁。この岸壁は、普段、関係者以外が立ち入り禁止。しかし大型クルーズ船が寄港すると一般解放される。17万トン級の大型クルーズ船を受け入れることが可能だという。
和歌山城へは内堀に架る「一の橋」を渡り、大手門から入場。一の橋は、最近修築されたようで新しい。大手門を抜けて、表坂を上り天守閣を目指す。途中、石材の種類によって、石垣の積み方が異なっていた。青い結晶片岩を使用したものは野面積み。砂岩を使用した打み込み接ぎ、花崗岩の切り込み接ぎ。歴史を感じる石垣だ。[西日本桜クルーズ-06]
写真2 和歌山港と朝日。
写真3 堀に架る「一の橋」。
写真4 大手門と岡口門。
写真5 表坂の石垣と松の丸跡付近。
写真6 青石(結晶片岩)が石垣や道路に使用。
写真7 史跡和歌山城案内図。