和歌山 お城と桜 | 清多夢クラブ

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 史跡和歌山城を抱く和歌山城公園は、花見の名所と知られている。岡口門から二の丸庭園までの桜並木を中心に約500の桜がある。桜まつり時期になると、園内に屋台が並び、ぼんぼりや提灯が設置される。特に石垣や城郭を背景とする夜桜が美しいとされる。

 和歌山城は、標高48.9mの虎伏山(とらふすやま)に築かれ、北部をながれる紀の川を天然の堀としている。別名を「虎伏竹垣城」ともよばれる。海上から見ると、虎が伏せた姿に似ていることついた名前。大手門をしばらく進んだ場所に「虎伏像」が設置してある。

和歌山城の中を歩くと、濃緑の片岩が石垣・石段、敷石をよく見かける。紀州青石(結晶片岩)と呼ばれる。片状に加工し易い特徴がある。この地は、三波川変成帯にあたり、青石を大量に調達することが出来たのだろう。紀州青石と桜もよく似合う。[西日本桜クルーズ-07]
 

写真1 二の丸庭園よりお城を仰ぐ。

 

写真2 本丸御殿跡から天守閣を望む。

 

写真3 公園内でお花見。

 

写真4 紅しだれ桜。

 

写真5 石垣・石段と桜。

 

写真6 虎伏像とお堀の桜。