「伊斯許理度売」(作鏡連)&「須須許理」(知醸酒人)の共通性について述べた。(※既稿を参照)
これらの「許理」という言葉の第一候補は、「kՅ-wr」(春大)であろう。以下の通り。
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「春」(ハル)は、「ḫ‘r」(to rage)が名詞化した「ḫ‘rw」(rage)のほか、
「ḥՅrw」(鴨)=「iṣṣūru rabû」(大鳥)を表す。此の場合、「訶」(春)は、
「訶・宇理」(大きな春)>「許理」(大きな春)とも呼ばれる…という話。(※この「春」は「生気」の意)
「Յ-w」という二重母音が縮約し、「許理」(大きな春)となった、わけだ。
#いつも述べている通り、「許理」という音形において示す言葉の一つが、(※但し、重要な一つ)
#「kՅ-wr」(大きな春)ということである。排他的ではない。その点に注意。
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ちなみに、「伊斯許理度売」(作鏡連)の「伊斯」は、まず一つには、
シュメール語の「izi」(火)を提示。それは、【NWRA】(火、369)が、
【NWRA】(鏡、369)を含意するからなのだ。「穴穂」(鏡)に鑑みて、(※「穴」(阿那)=「己」(阿那)だ)
「伊斯」は、エジプト語の「i-s」(己人)を表す。当該の言葉は日本で,
「穴師」(阿那斯)とも呼ばれる。当該のセム系の【ANA】(己、64)は、
「i」(己)=【Y】(己、20)=「utu」(日神)=「R‘」(天照大御神)を表す。
もちろん、「穴穂」(人)=「穴穂」(鏡)=「R‘」(天照大御神)という話で,
まさに、「穴師」(阿那斯)=「伊斯」(己人)=「R‘」(天照大御神)である。
此処で、「izi」(火)=【NWRA】(火、369)=【NWRA】(鏡、369)だから、
「izi」(火)は、「i-s」(己人)と同源であって、「伊斯」は、「izi」(火)を提示。
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然るに…また、「伊斯」(火)=「伊佐知」(火)=「伊佐知」(怒り)である。その際、
ますます、「許理」は、「kՅ-wr」(大きな春)であろう。なぜならば、「春」(ハル)が、
「ḫ‘rw」(rage)だからである。「伊斯」(己人)=「意志」=「願い」=「我が願い」だ。