「Ištar」(Venus)は、 「ilat šērēti」(暁の女神)と呼ばれる。その場合に,
「暁の星」が、一つには、「金星」であることは、間違いないと思われる。
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ところが…「šērēti」(of dawn)という形容詞に対する名詞は、「šērtu」(morning)だ。
その「šērtu」(暁)は、「šērtu」[NIR.DA](guilt, crime, punishment)に重なる。更に、
「šērtu」(bar)にも重なる。まさに、「šērtu」(bar)≒「arītu」(shield)=「金星」である。
例えば、「戸」を閉めるための「gišru」(bar)が、「barrier」を意味する点に要注意だ。
「暁の星」=「šēru」(暁)=「šērtu」(暁)=「šērtu」(bar)≒「arītu」(shield)=「金星」
という話だろう。「šēru」(morning, dawn)が、「morning star」の意味も持つ点に注意。
ちなみに…ここで「šēru」(暁の星)は、「šēru」(song, chant)に重なる。覚えておこう。
・【YGR】(324)……「heap of stones; barrier」 ※【YGRA】(326)に同じ
・【MSKRA】(452)……「dam, barrier, embankment」 ※【MSKRA】(great pains、452)に注意
・【SKRA】(402)……「obstruction; barrier, dam, mole」 ※【SKRA】(round shield、402)に注意
・【QNQLA】(502)……「lattice, grating; barred prison; the barrier (of racecourse)」
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>六、 苦しみは 夜明けと共に、 霜の様に頭上に
> 降るであろう
> 川を渡る時に 川おおもてを見てはならない
(※『光の黙示録』175頁より)
>苦しみの星 第二天階に在り ※「第二天階」の「第二」は、「šanû」(second)
>其の朱き光と力 血にも及び
>悪しき種を民の上に撒く
(※『光の黙示録』216頁より)
>民の苦しみを取り払うには このことしか無い
>剣に手を掛けるしか無い
(※『光の黙示録』214頁より)
>蟹星の夜に降りる星
>朱き星の力の裏に、 こっそりと降りる星 ※「朱き星」は、「makrû」(朱)=「火星」
>これが 私達の 𒀭 の星
>これが 私達の暁の星
>真空の空に風が起こり
>胎児は 再び私達の手の中に
(※『光の黙示録』217頁より)
最大の問題は、もちろん、上述の「šērtu」[NIR.DA](guilt, crime, punishment)だろう。
この言葉に鑑みて、「šērtu」(crime)=「sāru」(criminal)=「ṣarru」(火星のflashing)だ。
それが、「šēru」(暁)=「šērtu」(暁)=「šērtu」(bar)≒「arītu」(楯)=「金星」に重なる。
「šērtu」(罪)=「火星」であり、「šērtu」(暁)=「金星」である。これは、相当に混乱する。
メッセージの「šanû」(第二)が、「šanû」(other)=「火星」を示す以上、「苦しみの星」、
即ち、「霜の様に頭上に降る」ところの、「苦しみ」=【MSKRA】(great pains、452)も、
どちらかと言えば、「šērtu」(crime)=「sāru」(criminal)=「ṣarru」(火星のflashing)で、
これが、【MSKRA】(barrier、452)、【SKRA】(楯、402)=「金星」に重なるのである。
#「苦しみ」(の星)は、【GLYDA】(霜、71)の様に、頭上に、「降る」(フル)。
#ここで「苦しみ」(の星)が、とりわけ、「火星」を指すのだとすれば、やはり,
#「降る」(フル)は、「ḫrw」(敵)=「hul」(criminal)=「sāru」(criminal)、即ち、(※「hulu」(criminal)に同)
#「hul」(敵)=「šāru」(敵)=「ṣarru」(火星のflashing)、も示すものであろう。
#しかし、その「šērtu」[NIR.DA](crime)=「hul」(criminal)=「火星」にこそ、
#「šērtu」(暁)=「šērtu」(bar)≒「arītu」(shield)=「金星」が重なるのであり,
#【YRXA GLYDA】(霜月、402)=【SKRA】(楯、402)=「金星」、に見合う。
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「カタストロフィー」の時間帯における要素のなかに、「火星のflashing」が在り、
まさに、それと同時に、頭上に「降る」(フル)ものが在る。それを被ったさいに、
「ビーン」という感じの霊妙な振動(=身体の表面から染み込むような感じ)も、(※脊椎の震動とは別)
起こる。これが強い場合は、眼前に「grating」のような光のヴィジョンが見える。
この「grating」のようなものは、「火星のflashing」とは別であり、この点からして,
当該の【QNQL】(grating、500)が、【SKRA】(楯、402)=「金星」、に当たるか。