「ĝeštin」[GEŠTIN](vine)は、「ĝeštin」[MU.DIN](vine)にも作る。これは、
「tin」の木の意だが…その「tin」[DIN]は、「kurun」[DIN](血)を含意する。
こういう訳で、古事記の場合、「tin」[DIN](知奴)を、「血沼」(ちぬ)に作る。
この「血沼」(ちぬ)は、「tin」[DIN]、即ち、「ĝeštin」[MU.DIN](vine)を表す。(※「wine」も意味する)
#『Sumerian Lexicon』は、「tin」[DIN]の意味として、
#「wine」のほかに、「life」をも載せる。これに従えば、
#当該の「ĝeštin」(vine)は、「命の木」の意味を持つ。
* * *
上述の「命」が「命運」の意味合いならば、当該の「ĝeštin」(vine)は、
【GD】(fortune、9)の木である。結局、「ĝeštin」(葛)ということになる。
言い換えれば、「血沼」(ちぬ)は、【GD】(葛、9)を含意するのである。(※「葛野」の「葛」)