ドローンレース機のDIPS2.0飛行申請徹底解説① 〜準備編〜 | Yuzuiro FPV スポーツドローンライフ

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ドローンを始めて6年が経ち昨年はドローンレースチームも結成しました。
ドローンレースの練習会開催など、皆さんのお役に立てるよう少しづつ活動しています。

私の体験や記事が少しでも皆さんの役に立てば幸いです!

FPVでドローンレースをする場合、色んな申請が必要になってきます。

 

先日Twitterでも書きましたが、調べてみたらこんなにいっぱいありました!びっくり

 

①機体登録

②アマチュア無線4級

③開局申請

④目視外飛行許可申請

⑤飛行計画の通報

⑥飛行日誌

 

 

いや〜大変ですね!

 

今回は、この中の④目視外飛行申請について、やり方を説明していきたいと思います。

 

申請を行うのはWEBで下記のサイトから行います

 

https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/

 

 

 

①機体の登録もここでやってるはずなので、アカウントはすでに作成されてる前提で、説明していきます。

 

 

また、今回の申請はドローンレースを行う為の申請になりますので、空撮やレース以外が目的な方、DJIなどの自作機以外の方とは少し内容が異なるのでご注意下さい!

 

もちろん、被る箇所もあるので参考にはなると思います。ウインク

 

 

基本的に申請はWEBで行うので、PCに向かって進めていくのですが、申請するにあたって別途用意しておかないといけない物があります

 

都度、その項目の時に用意してもいいのですが、自分が実際に申請してみた感じだと、先に必要な物を用意しておいた方が、申請はやり易いので、今回はまず準備編ということで書いていきます!なので、既にDIPS2.0を使ったことがある方は済ませている可能性がありますので、その際はどんどんパスして進めていってください。

 

 

 

最初に用意しないといけない物の一覧です。

 

①機体写真(正面・真横・真上)各1枚づつ

②プロポの写真

③自作機の取り扱い説明書

④機体からのカメラ映像が写っている写真

 

 

たったこれだけです!

簡単なのでサクッと作っていきましょう

 

 

①機体写真

正面・真横・真上のそれぞれのアングルからの写真を各1枚となります。

 

◆正面

 

 

◆真横

 

 

◆真上

 

 

 

バッテリーは付けてても、付けてなくてもどっちでも大丈夫のようです。

注意点は、機体がプロペラも含め必ず全部写っていることです、一部でも切れていると、補正指示になる可能性があります。

 

 

 

②プロポの写真

自分が操縦で使う、プロポ(コントローラー)の写真です。

 

 

 

 

③自作機の取扱説明書

ここから少し手間がかかります、通常メーカーがドローンを製作すると、仕様書や取扱説明書(マニュアル)もセットで作成されます。ただ自作機の場合だと、自分で作って自分で使うので、そんな面倒な物は作りませんよね?

 

これを作る必要があります!ショボーン

 

とは言え、そんなに複雑に考える必要はありませんので安心して下さい。

 

個人的にも、どこまで省略できるか少しづつ減らしながら申請してみたので、かなり省略できてると思います、もちろんもっと詳細に作っても大丈夫なので、私のは最低限と思って頂ければいいかと思います。

 

解説していきます、構成は4つのパートに分かれています

 

1、機体情報

 これは、機体登録の際に登録した情報を記載しています。

 

2、構成パーツ

 当初はメーカーや型式、配線図何かも付けてたのですが、修理して変更される可能性もあるので、本当に必要な部分のみを記載することにしました。

 

3、運用限界

 ここがもっとも重要な部分となります、ここは必ず記載して下さい。とはいえ自作機の運用限界なんてテストもできないし、、、と思いますよね、なので製作者が自分で根拠を考えて記載すれば大丈夫です、私のレース用ドローンに対する考えは下記の記載しておきますので、参考にして下さい。

 

最高速度(km/h):160km/h 

 →これ以上私は出せないです

最高到達高度(m):150m 

 →レース用ドローンでこの高度を超える飛行をやる事はないです

電波到達距離(m):1000m 

 →レース場で最大でも1Kmを超える広さのレースは無い認識です

飛行可能風速(m/s以下):10m/s以下 

 →飛行マニュアルにもある通り、10m/sを超える場合は飛行させません

最大搭載可能重量(kg):0.4Kg 

 →機体登録時に申請した搭載重量から機体重量を引いた値

最大使用可能時間(分):15分

 →でっかいバッテリー乗せれば、これくらいはいけるでしょう、これ以上は自分の集中力が持ちません

 

4、機体の写真

 これは絶対に必要という物ではありませんが、それっぽいので入れてますwwwチュー

 

 

 

④機体からのカメラ映像が写っている写真

最後のこれも、少し面倒です。

求められているのは、機体にカメラが搭載されていることが証明できて、そのカメラからの映像を地上で受信できる装置があるということがわかる資料です。

 

私は以下の3点を写真に入れてます。

 

・機体のFPVカメラ

・FPVゴーグル

・カメラ映像が映ってるモニター

 

 

 

 

こんな感じです。

 

モニターがない方は、ゴーグルの中の画面を頑張って撮影すればOKらしいです!(※キヨっちさんのYouTubeで解説されてました)ウインク

 

 

最後に写真で注意が必要です、申請で使える写真のファイルサイズは上限が2MBとなっています。最近のスマホ写真は映像が綺麗な為、余裕で2MBを越えてしまいます。ソフトなどを使って、各写真のファイルサイズをダウンさせておいて下さい!

 

 

 

さぁ、これで準備する物は全て揃いました。

これをPCに保存して、次はようやくDIPS2.0を使っていきますよ〜!

 

 

 

 

ドローンレース機のDIPS2.0飛行申請徹底解説① 〜準備編〜
ドローンレース機のDIPS2.0飛行申請徹底解説 ②〜機体登録編〜

ドローンレース機のDIPS2.0飛行申請徹底解説 ③〜操縦者登録編〜

ドローンレース機のDIPS2.0飛行申請徹底解説 ④〜飛行許可・承認申請本編〜