6月11日(日)は、宮崎県介護福祉士会
の『介護の職業倫理研修会』に参加しました。
道徳と倫理の違い(言葉の整理)から始まり
演習などをしていろいろと考えさせられました。
道徳は、普遍的な規範ですが
倫理は、特定の集団規範です。
「人として・・・」という言い回しは、道徳的なものですね。
倫理は、時代や地域、集団によって違う流動的なものです。
には、倫理綱領もあります。
倫理的でない言動は、特定の集団から信頼を失います。
道徳的なものも含まれている場合が多いので、社会から信頼を失う場合もあります。
それなのに、倫理的でない言動(虐待など)が後を絶ちません。
人は自分の欲求(本能)に従っています。
マズロー心理学に拠れば、道徳的・倫理的な言動は、かなり上位の欲求のようです。
私は
●生理的欲求(睡眠、運動、食事(栄養・口腔)・排泄など)
●安全の欲求(病気やケガ、ストレス、お金など)
●所属と愛の欲求(良い交流(良い人間関係))
●承認の欲求(役割)→ここが尊厳や倫理
などが満たされていないと
倫理的でない言動(虐待など)が起きる可能性があると考えています。
またこれに加えて、教育(理性)も必要です。
理性的にならないと、感情(本能)的な言動になってしまいます。
「心にもない言動をしてしまった・・・」
となりかねません。
理性的に生きること(自己制御:セルフコントロール)は
社会的動物である私たちが、その社会の中で他者と共存する上で欠かせないものだと思います。
上記2つのことは、介護現場でいうと
●健康管理
●職場研修
となります。
健康管理は、健康診断だけかと思いますが、もうちょっと踏み込む必要があるかもしれません。
職場研修は、『虐待の防止』が義務化されますので、これに絡める必要があると思います。
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