peach 日本国内最長路線に就航!ANAより多い輸送力も採算はとれるのか?
2020年8月31日、LCCのpeach aviationが新規就航路線の発表を行いました。なんと那覇ー札幌・仙台 の就航です!いままでもpeachは関西空港に次ぐ第2の拠点空港を那覇空港として、那覇からの路線を多く就航させてきました。顕著なのが 那覇ードンムアン(バンコク)線ですよねいわゆるLCC4時間の壁をギリギリクリアするために那覇空港を拠点化する事で、東南アジア方面への路線進出の機会をうかがっていました。そして那覇からの新路線ということで那覇ー札幌・仙台への就航。 今回はこちらの内容を紹介しますね今回の路線就航、私は少し驚きました。というのも、今まで那覇ー札幌・仙台の路線はANAが1日1便を飛ばしているのみで、JALでは福岡や伊丹・中部・羽田などでの乗り換えが必要です。JALが直行便を出していない都市間路線ということは、そこまで需要が高いとも思えません。ANAの機種もB737型機の中型機。搭乗率は75%程度で推移しているようですが、実際のところ、LCCが採算を取れるのか・・・ と思っていました。そしてなんといっても、那覇ー新千歳線は日本国内最長路線でして、その所要時間は4時間弱。まじか・・・という漢字もしますが。時刻表などからpeachの魂胆は見えてきそうです。こちらはプレスリリースより抜粋した資料ですが、時刻はどうみても、那覇観光が苦しくないように考えられている時刻と言えそうです。また、ANAでチケットを取るとだいぶ先のスーパーバリューでも片道2万5千円ほどかかる路線。観光の需要をすべて拾っているとは言えない運賃です。これがpeachですと札幌7,990円~ 仙台6,490円~ で、セール時期に予約すればもう少し安くなりますので、手数料などを加えても片道1万円程度での座席確保が出来そうです。これはいいんじゃないですか?雪の降る地域の皆さんが温かさを求めて、東京へ行くようなお値段で那覇へ向かう事ができるので多いに観光需要もありそうですし、半額以下になりますから、お金に余裕のない企業などのビジネス需要も見込めそうです。就航は10月25日です。 コロナのこともありますので幸先の良いスタートは難しいかもしれませんが今後のこの路線には期待ですね。