犬祖伝説 その2 | お試しブログ

犬祖伝説 その2

2017年



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開けまして、

おめでとうございます。

2018 / 今年は、
戌 (いぬ / ) の年になっています。

ー・→

かつて、東アジア各地に「祖先は犬」と考える『犬祖伝説』を持つ人々がいたといいます。

犬祖伝説を持つ人々は、東アジア → 中国でも日本でも国家形成の時期に重要な役割をしていましたが、支配層ではなく ⇔ 異民族と見られ、防人 (さきもり) ような尖兵 (前線部隊) の位に置かれる場合が多くあったようです。
*中国でも日本でも国家形成の蔭には犬祖伝説。

ー?→

この お話は あの時の、

犬の吠声 (はいせい) 』という呪術的な儀礼とも関連しており、


そうした呪術的な『犬の吠声 (はいせい) 』儀礼の起源は、天狗 ≒ 猿田彦 (佐太彦) にあったという。https://ameblo.jp/yuukata/entry-12327992296.html

異民族 ≒ 猿田彦 (佐太彦) は「猿」ではなく『犬』であった? という。そして、猿田彦 ≒ 天狗の鼻は狗 (いぬ / 犬) の鼻を表現しているようです。
*猿田彦 ≒ 天狗 → 天の狗 (いぬ / 犬) ?


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 - 支配層と異民族の関係について -

日本の場合は「万世一系」と考え方がありますが、中国の場合は『易姓革命』と考え方。という違いがあり、歴代中国政府では、異民族が漢民族になる場合と、異民族が漢民族に合わせるケースが見られました。

(・・? 中国では『易姓革命』により、王朝交替 (政権交代) が起きた時、新体制 (異民族) が旧体制 (漢民族) を支配するけど、これまで新体制 (異民族) が使用していた言葉や文字を使用せづ、前王朝 (漢民族) が使用していた漢字や文化、宗教などを引続き使用する国家体制が行われていたようです。

例えば、隋や唐は鮮卑族 (異民族) が漢民族になったケース、元や清は異民族 (蒙古族と満州族) が漢民族に合わせたケース。などが見られます。

(・・? わかりやすい例では?
むかし、アジア一帯をモンゴル人が支配した事がありました。
モンゴル語では、チンギスは光の神、汗 (ハン) は君主 (王様) を意味していました。
*チンギス・ハン ≒ 光の神の王

チンギス・ハンの次男・チャガタイはチャガタイ・ハンの国、三男・オゴタイはオゴダイ・ハンの国を任され、そのほかキプチャク・ハン国、イル・ハン国。モンゴル人がアジア一帯を支配し、「ハン (汗) の国」を建国していました。

(・・? そんな中?!
中国政府を支配したモンゴル人は、前王朝 (漢民族) が使用していた漢字を用いて国名を『元 (げん) 』としました。
*中国のみ異なる国名

『元 (げん) 』は蒙古族 (モンゴル人) が漢民族を支配した国で、モンゴル人は漢字を使用する民族ではなかったが、国家体制は引続き → これまで漢民族が使用していた漢字や文化などの制度を利用していたようです

(・・? 似たような例として?
あの時、ゲルマン人から派生したフランク人がフランク王国を建国していました。
https://ameblo.jp/yuukata/entry-12325860064.html   ゲルマン人の大移動 (大侵入) により、西ローマ帝国 (カトリック教国) は崩壊しましたが、フランク人 (もとゲルマン人) はカトリック教を信仰する国になっていました。

モンゴル人はモンゴル風の「ハンの国」ではなく ⇔ 中国風の『元 (げん) 』国名にし、西ローマ帝国 (カトリック教国) を崩壊させたフランク人 (もとゲルマン人) はカトリック教を信仰する国にした。と事は? 相手国 (異民族) を亡ぼす事よりも、その後に異民族を支配 (コントロール) する事の方が難しい事を物語ている? ようにも見えます。


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(・・;) 内容は飛んでいますが ;
支配層と異民族の関係を見ると、歴史の勝者と敗者の不思議な関係にも通じ「神話や伝説」の範疇に納められている事が多くあります。そして、その「神話や伝説」の お話は『危険思想』にも通じやすい特徴を持っています。

カゼ 新年そうそう あせる
『危険思想』に通づ お話は控えるように気をつけますが、犬祖伝説を持つ人々は、前半は北方 → 後半は南方に多く住む傾向が見られ、さらに あの時の海人になった駒人お話とも関連していると思います。



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紀元前の昔から、
中国の北方に住む遊牧的な駒人の進入を防ぐため、「万里の長城」と呼ばれる壁が築かれていました。https://ameblo.jp/yuukata/entry-12334153652.html

実は、その「万里の長城」の北西部 (外側) に『犬祖伝説』を持つ遊牧的な駒人が多くいたようです。そして、その犬祖伝説を持つ人々は、前半は駒人 ⇔ 後半は海人。という傾向が見られます。 あの時の海人になった駒人お話とも関連していると思います。

前回の『犬祖伝説』では、こんな お話をして見ました。

伝説によると、
蒙古 (モンゴル) 人の祖先は『青い狼』と云われています。

そのため、
「青いお尻」をした青ん坊は、昔は『青い狼』であった名残と云われています。
*青いお尻の正体は蒙古斑

ー?→

(・・? まことか否か?
Bc / 紀元前の昔、アジアの北方では狼 (オオカミ) を改良した牧羊犬や狩猟犬、番犬などの歴史が古く「人と犬」がパートナーとして生活していました。そのため、北方のアジア圏では「狼や犬」を祖先と考える遊牧的な駒人がけっこういたようです。https://ameblo.jp/yuukata/entry-12332280981.html


ー(・・? ー?→


内容は複雑していますが、
中国大陸 (中国政府) で「漢民族」と概念が生まれたのは『漢』の時代 ~ といいます。

大まかな歴代中国政府では、
夏 (カ) →  商 (殷) → 周 → 秦 → → 3国時代 → 続きます →

むかし、中国大陸には華北 (黄河) 」江南 (長江) の文明があり、前半の中国政府である 夏 (カ) →  商 (殷) → 周 → 秦 →  は、黄河流域 ≒ 中原を支配していた。

中原は中国文明の発祥地ため、中原から東西南北に離れれば離れるほど、東夷 (とうイ)・西戎 (さいジュウ)・南蛮 (なんバン)・北狄 (ほくテキ) という『夷 (鬼) ≒ 蛮族 』が住んでいる。という考え方があったようです。

(・・? ところが?! 
不思議な事に、帝国の前の王朝である 商 (殷) → 周 → 秦 は『夷 (鬼) ≒ 蛮族 』が建てた国? と云われています。

帝国の前の王朝である秦帝国は、
西戎 (さいジュウ) ≒ 鬼 (蛮族)  が建てた国。

秦帝国 (鬼が建てた国) の前の王朝である周王朝も異民族 ≒ 鬼 (蛮族)  が建てた国と云われています。そのほか、隋や唐も鮮卑族 (異民族) が建てた国、元は蒙古族 (異民族) が建てた国、清は満州族 (異民族) が建てた国。など、意外にも歴代中国政府は 鬼 ≒ 異民族が建国した例がたくさん見られます。
*漢民族 ⇔ 異民族の不思議な関係



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(・・;) 再び内容が飛んでいますが ;
秦帝国 (鬼が建てた国) は、後ほど 中原 を支配しますが、
秦の時代、「万里の長城」の北西部 (外側) には『犬戎 (けんジュウ) 』と呼ばれる鬼 ≒ 異民族が住んでおり、当時の犬戎は「祖先は犬」と考える『犬祖伝説』を持つ人々であったと云われています。

秦帝国の前の王朝である周王朝も「万里の長城」の北西部 (外側) で遊牧生活をしていた『犬戎 (けんジュウ) 』の進入 (侵入) を許したため、春秋戦国時代に突入し、周王朝は西周と東周に分別したようです。

それまで 中原 を支配していた周王朝は『犬戎 (けんジュウ) 』部族と所縁 (ゆかり) ある人物が建国に深く関与していた。という。
周王朝は犬戎の進入 (侵入) によつて滅亡したけど、周王朝の建国には犬戎に所縁ある人物。


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『犬戎 (けんジュウ) 』部族とは何か? 気になります。

(・・? どうやら? 当時の『犬戎 (けんジュウ) 』部族は 羌 (きょう) 族 というチベット系の遊牧民族に近い駒人といいます。

羌(きょう)は、古代より中国西北部に住んでいる民族。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/羌

現在も中国の少数民族・羌族(チャン族)として存在する。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/チャン族

帝国の前の王朝である 商 (殷) → 周 → 秦 は『夷 (鬼) ≒ 蛮族 』が建てた国? あるいは 建国の功労者には蛮族が深く関与した? などと云われていますが、どうやら? その蛮族とは 羌 (きょう) 族 という遊牧的な駒人を指すようです。

ー?→

その昔、羌 (きょう) 族は「白い狼」をトーテムとする遊牧民であったという。http://web.joumon.jp.net/blog/2008/01/432.html

古代の羌族は白い狼を崇拝し、
自らを白狼の子孫と考えていたといいます。後ほど、古代羌族は西羌族と南羌族に分別し、羌 (きょう) と文字には羊 (ひつじ) と文字が隠れているように、南羌族は羊をトーテムとするようになり、西羌族は引続き → 白い狼をトーテムとしていたようです。

彼らは、狼を祖先 (トーテム) としていたけど? 
秦の時代ころ?「犬」をトーテムとする民族と誤解され? 犬戎と呼ばれていたのでしょうか?


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詳細は解りませんが、
白い狼を祖先とする古代羌族は西羌族と南羌族 (姜族) に分別し、
「周王朝」建国の功労者・太公望南羌族 (姜族) から出た人物で、古くは 羌 (きょう) 族 という遊牧的な駒人を祖先に持つ人物だといいます。https://kotobank.jp/word/太公望-91109

また、「周王朝」建国の功労者・太公望呂尚とも呼ばれ、呂尚封神の儀式を行った後に自分が封ぜられる地位が無くなったため、

『石敢當 (いしがんとう) 』という魔除けの神様に変化したとする伝承がある。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/呂尚
といいます。

(・・? 太公望 ≒ 呂尚 ≒ 石敢當 (いしがんとう) ?

 雷 雷 雷

  雷 んなわけない 爆弾 むかっ
と、思う人もいるかもしれませんが、本当に「北方の駒人が南方の海人」になった説話があり、さらに 太公望は「釣り」に関する逸話があります。

日本の神話にも、中国の神話にも、
「釣り」に関する逸話があります。

もとは 北方の鬼 ≒ 古代羌族 (西戎 ≒ 犬戎) が、南方の鬼 ≒ 南蛮の地に『呉』の国を建国した。という神話 (伝説) があります。

ー?→

むかし、中国大陸には華北 (黄河) 」江南 (長江) の文明があり、

南方の江南 (長江) 』地方には、呉族 (海部族) と 越族 (海部族) が住んでいました。

中国側の文献によると、
南方の鬼 ≒ 南蛮の地に『呉』の国を建国したのは、呉太白 (ゴたいはく) という架空の人物だとされています。

司馬遷の『史記』「呉太伯世家」によると、
呉太白 (ゴたいはく) の父は古公亶父 (コこうたんぽ) といい、中原 を支配する周王朝の先王の一人とされています。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/古公亶父

古公亶父には、長男・太白 (たいはく / 泰伯) 、次男・虞仲 (ろちゅう) 、三男・季歴 (きれき) という3人の子がいた。

中でも三男の季歴 (きれき) は英明と評判が高く、この子の昌 (しょう) は、聖なる人相をしており後を継がせると周王朝は隆盛するだろうと予言されており、古公もそれを望んでいた。長男・太白と次男・虞仲は季歴に後継を譲り南蛮の地、呉に流れて行った。呉では周の名門の子ということで現地の有力者の推挙でその首長に推戴されたという。後に季歴は兄の太白・虞仲らを呼び戻そうとしたが、太白と虞仲はそれを拒み断髪し、全身に分身 (イレズミ / 刺青) を施した。当時、刺青は蛮族の証であり、それを自ら行ったということは文明地帯に戻るつもりがない。という意思表示であったといいます。

ー?→

当時の入れ墨 (イレズミ / 刺青) は、
海部族の特徴であったといいます。


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ところで、
2017 / 去年は、酉 (とり/ ) の年になっていました。

去年は、鳥が「常世 (とこよ) の国」へ連れて行く と考えていた人々が日本列島にやって来た。お話をして見ました。https://ameblo.jp/yuukata/entry-12235586514.html  古代の農人は鶏 (ニワトリ)  ⇔ 海人は鵜 (う) が「常世 (とこよ) の国へ連れて行ってくれる。」と考えていました。

その 鵜 (う) が「常世 (とこよ) の国」へ。と考えを強く持つ海部族は、中国の江南地方 ≒ 南蛮の地に住んでいた呉族 (海部族) と 越族 (海部族) が多くいた事はよく云われています。

そして同時に、そうした海部族は日本神話の中では支配層ではなく異民族と呼ばれる場合も見られます。

日本の南方にある大隅国の「正八幡宮」には、南方の鬼 ≒ 南蛮の地に『呉』の国を建国したと云われる呉太白 (ゴたいはく) が祀られています。

日本の神話にも、中国の神話にも、
「釣り」に関する逸話があります。

もとは 北方の鬼 ≒ 古代羌族 (西戎 ≒ 犬戎) が、南方の鬼 ≒ 南蛮の地に『呉』の国を建国した。という神話 (伝説) があります。

この お話には裏があり、日本でも中国でも神話 (伝説) の中の お話である。と事が云われています。

ー?→

この お話は あの時の、

犬の吠声 (はいせい) 』という呪術的な儀礼とも関連しているように思われます。https://ameblo.jp/yuukata/entry-12327992296.html


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日本でも中国でも、支配層と異民族の不思議な関係があったように思われます。日本の場合は「万世一系」と考え方がありますが、中国の場合は『易姓革命』と考え方。という違いが見られました。

カゼ 新年そうそう あせる
誤解を招くブログになってしまいましたが、

*あくまでも、
それは神話 (伝説) の中の お話です。

日本の神話にも、中国の神話にも、
「釣り」に関する逸話があります。