昭和歌手列伝・33 春日八郎 | 郵便局員のごった煮よもやまブログ

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◎春日八郎(大正13年~平成3年)(紅白歌合戦21回出場)

○主な名曲<昭和27年>「赤いランプの終列車」

       <昭和28年>「街の燈台」「雨降る街角」

       <昭和29年>「青い月夜だ」「お富さん」「裏町夜曲」

                「ギター流し」

       <昭和30年>「瓢箪ブギ」「男の舞台」「別れの一本杉」

       <昭和31年>「浮草の宿」「月の嫁入り舟」

                「トチチリ流し」「別れの波止場」

       <昭和32年>「ごめんヨかんべんナ」「苦手なんだよ」

                「あん時ゃどしゃ降り」「故郷は遠い空」

                「母の便り」

       <昭和33年>「別れの燈台」「海猫の啼く波止場」

                「居酒屋」

       <昭和34年>「あれから十年たったかなア」「山の吊橋」

                「足摺岬」

       <昭和36年>「長良川旅情」

       <昭和38年>「長崎の女」

       <昭和39年>「ロザリオの島」

○東京音楽学校(現在の東京音楽大学)卒業後、新宿ムーランルージュを経て昭和23年キングレコード第1回歌謡コンクールに合格。下積みを経て昭和27年「赤いランプの終列車」でレコードデビューし、ヒットして注目される。昭和29年「お富さん」の大ヒットで不動の地位を築き、翌年「別れの一本杉」の大ヒットにより『演歌』の元祖的存在となりヒット曲を連発し、冴え渡る高音の歌声で長年にわたり活躍した。


実は一昨日が春日さんの命日、もう20回忌になる。月日が経つのは早いものである。

リアルタイムで思い出すのは平成2年の『NHK思い出のメロディー』で親友である三橋美智也・村田英雄と3人で登場してのコーナーで、ここで初めて『三人の会』の存在を知った。『三人の会』は春日・三橋・村田の3人が演歌の活性化のために結成し、3人でコンサートを行うなど活発だったが春日さんの死でわずか3年で終わってしまったのが残念だ。

あと清水アキラが春日さんの物まねで顔にセロテープを貼り付けて春日さんの顔に似せて歌ったのも懐かしい、春日さん本人も登場して苦笑していたが、それによって春日さんが話題となり、しばらく後にメンソレータムのかゆみ止めのCMに登場したのはびっくりした。

紅白歌合戦ではトリも経験して、出場回数ではフランク永井・島倉千代子・三波春夫に続いて昭和53年の第29回で4人目の20回出場を達成した、いかに春日さんが長い間愛されていたかがわかる。

三橋美智也と共に昭和30年代のふるさと歌謡の中心であり、私は三橋さんの歌に影響されたが、同じふるさと歌謡である春日さんの歌もまた好きな歌が多いしカラオケでもよく歌う。特に「赤いランプの終列車」「ギター流し」「苦手なんだよ」「トチチリ流し」「長崎の女」が大好きでよく歌ってる、三橋さんの民謡調の高音とはまた違ったスマートな感じの高音がまた良かった、もう少し長生きして欲しかったなあ・・・。