「逃げて完勝」 ウインマクシマム レース結果 | 一口馬主の記録帳

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ウインマクシマムのレース結果です。


2024/2/4 東京9R ゆりかもめ賞(3歳1勝クラス)芝2400m 2.26.9 1着(-0.4秒差)


ウインマクシマムは未勝利戦を勝利したあと、果敢にG1ホープフルステークスに挑みましたが12着に完敗、今回は自己条件で出直しの一戦、初距離の2400mに挑みました。単勝オッズは3.2倍の2番人気、前走が大敗だったのにも関わらず人気を集めました。

 

スタートからは特に促さずに自然と逃げる形になりました。2走前に逃げの手に打ったこと、また前走でぶつけられたり、擦られたりしたことで燃えやすくなっているそうで折り合いが心配でしたが、テレビで見ている限りでは気持ち良く逃げているなという感じでした。ただ、レース後のコメントでは「道中引っ掛かってしまい、ハミが抜けるところがなかった」そうで、あとで見返してみると確かに鞍上は終始左手で行きたがるのを抑える形になっていました。

 

残り600mのハロン棒の手前くらいから抑えている左手を元の位置に、逃げのまま直線に入り残り400mあたりから追い出し、新馬戦でとりこぼした反省でしょうか、きっちり丁寧に追い出します。一度ターフビジョンを確認し、外からクラッシファイド(ルメール騎手)が来ているのを確認、このあたり石川騎手でとりこぼした未勝利戦の反省なのでしょうか。残り250mあたりで右ムチを2発、ウインマクシマムはそれに応えてグッと伸び、残り100mで外の馬を確認してさらに右ムチを1発、馬はそれにきっちりと応えてさらにグイーンと伸びて、最後はやや鞍上が抑え気味に先頭でゴールしました。

 

レース後の松岡騎手のコメントは「引っかかってしまったが、折り合えば追わずに勝てるくらいの馬で、能力で押し切ってくれた」とのことで、ウインマクシマムに対する評価は変わりなく高いということが分かりますが、それよりも良い意味で気になったは2着になったクラッシファイドの鞍上ルメール騎手の「勝った馬のレベルは良いものがあると思います」というコメントです。ルメール騎手の経験から、スローペースの道中2番手で進められて、しかも逃げ馬はかかっている、これは勝てるレースだと感じたのに、直線いくら追っても前との差が縮まらないばかりか突き放される、その結果のコメントだと思います。

 

ウインマクシマムは牧場関係者、厩舎関係者、騎手から常に高評価のコメントをもらっていますが、あくまで関係者のコメントですし、競馬記者、ファン、出資者もその関係者のコメントを受けての高評価だったかと思います。その評価は本当なのか?毎週の更新での良コメントはそれはそれで気持ちの良いものですが、取りこぼしやG1での大敗がありどこか信じられないところがありました。それがこうして関係者以外のこの馬に対する評価が高いことを知ることができ、しかもそれが日本のトップジョッキーということでこれは本当にテンションがあがりました。

 

あとは脚質ですが、現状では強い馬のイメージにあるような追ってキレのある脚が使えないようですので、逃げ、先行して早めスパートからスタミナを生かした粘り込みのレースが合っているように思えます。重賞やG1ではそういった脚質の馬はなかなか勝つまでには至らないことが多いですが、キレがある馬が届かないようなタイムで先行すれば勝てるわけで、父キタサンブラックのような馬になってほしい、そう思っています。

 

次走はどうやらダービートライアルの青葉賞で、そこから日本ダービーに向かうような青写真があるようです。皐月賞は?という欲張りな気持ちもあります。ただそうなると来月の弥生賞やスプリングステークスあたりを使うことになり、そこで権利を取れたとしても割と使ってきたこの馬に皐月賞→日本ダービーでお釣りがあるように思えません。日本ダービーへの出走を確実にするためにはベストの選択だと思います。青葉賞→日本ダービーの連勝は厳しいでしょうが、どちらにしてもこういったクラシックのローテを考えられる馬に出資できているだけで幸せです。

 

松岡騎手も折り合い面をうまく修正しながらというコメントを出しており、一旦は放牧されて早めに戻して鍛えるのか、それか厩舎に置いてみっちりと鍛えていくのか、木曜日の更新が楽しみですが、まずは脚元無事であってほしいと思います。

 

それではまた!