今週の出走馬 2024/2/10 11 | 一口馬主の記録帳

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出資している馬たちについてあれこれ書いていきます。

 
今週の出走馬は3頭、現役4歳馬の3頭が揃い踏みです。
 
 
2/10土曜日

京都7R 4歳以上1勝クラス ダート1900m
クールブロン(キャロット) 西村淳也騎手
 
2/11日曜日
 
東京6R 4歳以上1勝クラス 芝2400m
コスタレイ(シルク) ルメール騎手
 
東京10R バレンタインステークス(オープン) ダート1400m
ペースセッティング(シルク) 坂井騎手

 
 
クールブロンは前走小倉での2400m4着からの続戦になります。来週の小倉に同条件のレースが組まれていましたが、小回りを2周するのは馬が飽きるそうで、矛先を京都1900mに変えたのが今回のレースになります。
 
この馬はとにかくスピードよりもスタミナを生かすタイプで、馬場状態がどうなのか、すなわち乾いたダートで走れるのかが好走の最低条件になります。そのうえで相手関係や上がりのかかる展開、追える騎手などの要素が組み合えば勝ち負けに持ち込むことができます。
 
土曜日の京都の天気ですが、予報を見ている限りは雨がなさそうなので、まずは乾いて時計のかかるダートという条件は満たせそうです。相手関係は前走までの成績を見ていますと好調馬がそれなりに揃っているようでこのあたりは特段強調すべきことはありません。鞍上は前走に引き続き、追えるジョッキー西村淳也騎手が乗ってくれることになりました。近2走で騎乗し2走とも好走に持ち込んでくれていますし、この馬を手の内に入れてくれているようですのでこのあたりは強調材料です。
 
頭数は手頃な7頭立てになりましたが、スローに落とされて後半勝負になるとからっきしでしょうから、速めペースのスタミナ勝負が希望です。逃げ馬がスローに落とした場合は向正面のどこかで鞍上が動くような気がします。
 
同クラスで同距離のレースは昨年から何レースか行われています。
 
2023/4/23 良 14頭 1.59.1 38.8
2023/5/21 良 10頭 2.01.6 38.9
2023/10/9 重 13頭 1.59.1 37.8
2023/11/19 稍重 15頭 2.00.2 38.5
2024/1/7 良 13頭 2.00.9 37.8
2024/1/20 稍重 10頭 1.59.5 37.4

見てみるとレースの上がり3Fが38秒台後半のときもありますので、うまくそのような展開に持ち込めれば好走してくれそうです。少頭数ですので最低条件として掲示板に、展開が向けば馬券内に、あわよくば1着を取ってほしいと思います。
 
 
 
コスタレイは昨年夏に新潟で未勝利を勝ち上がり、前走の11月の1勝クラス芝2400mでは2コーナーから逃げの手にでて、そのまま直線も粘りましたがゴール寸前で勝ち馬にハナ差交わされて2着、天栄での調整を経て今回のレースになります。
 
デビュー戦で2000mを使ってから2戦目以降は2400mを使っており前走でもゴール寸前まで粘っているのでスタミナは問題なさそうです。展開ですが前走では途中から逃げていますが、ルメール騎手がペースを見てこの馬のリズムで進めたほうがいいと判断したとのことでした。今回のレースを見ると他に行きそうな馬は見当たらないので、この馬のリズムを第一にと考えるのであればルメール騎手はおそらく今回はスタートから逃げるのではないかと思います。そのまま直線に向かえばゴールまで粘れるとは思いますが、3走前にゴール寸前で差し返されてアタマ差敗れたエコロマーベリックが怖いです。
 
あと入れ込みが激しいのがこの馬のウィークポイントです。前走はそれほどでもなかったようですが、やはり長距離戦ですのでレース前の消耗は極力抑えたいところです。
 
前走同条件で2着、ルメール騎手続戦と考えるとおそらく1番人気になるかと想像します。なかなか詰めて使えない馬のようですので一戦一戦を大切に走ってほしいです。今回はぜひ勝利を挙げてほしいと思います。
 
 
 
ペースセッティングは前走小倉の門司ステークス ダート1700mで2着、オープン初連対で優先出走権を確保して今回距離短縮で条件が好転するレースに出走します。
 
2走前の京都3勝クラス1400m戦の圧勝劇、前走での離された2着を見ると、やはり距離は1400mあたりがベストではないかと考えられ、今回は手ごろな距離での出走となります。相手関係をみるとやはりリステッドでもないオープン特別、また次週にダート1600mのG1があることから、3勝クラス勝利での賞金2400万円の馬が12頭、オープンでの勝利があるのはコンシリエーレとメイショウテンスイの2頭だけという、現時点でのダート一線級の実績を有する馬がいないレースになりました。コンシリエーレは休み明けで60キロを背負うことになりますし、メイショウテンスイも60キロの斤量で、前回リステッドを勝利したのが2020年10月とすでにピークの越えていると考えられますので、ペースセッティングの相手関係としてはまずまずといったメンバーになりました。
 
また斤量について、未勝利→1→2→3勝クラスと勝利した2400万円の馬が58キロで、ペースセッティングは57キロ。未勝利→G3で2着→3勝クラス勝利という変則的な賞金加算で2100万円のこの馬は、重賞レースやリステッドでは除外に苦しむような獲得賞金ですが、今回に関しては1キロ得をした形でプラス材料になります。
 
鞍上は2歳時の京王杯2歳ステークス以来の坂井瑠星騎手になりました。2歳夏の未勝利戦で乗ってもらったときにはスピードに任せて逃げ切り、その次走だった京王杯2歳ステークスでは同じようにスピードの違いで逃げるのかと期待した出資者をよそに差しの競馬に転じ0.2秒差4着と落胆させました。さらに乗り替わりでCデムーロ騎手を配した次走の万両賞では、テラステラに騎乗しペースセッティングを2着に下し、その後も豊明ステークス(サマートゥリスト)、仲秋ステークス(セッション)とペースセッティングの敗れたレースに勝利するというペースセッティングにとっては貧乏神的な感じになっておりましたが、こうして今回騎乗することになりました。前走門司ステークスの鮫島克駿騎手がどちらかというと消極的な騎乗をよく見かけるのに対して、坂井瑠星騎手は行くときはとことん行く、というようなイメージがあります。今回のペースセッティングは距離短縮になりますので、京王杯2歳ステークスのような消極策ではなく前々でレースを進めてスピードを生かしてほしいと思います。
 
今回勝利すると収得賞金が1200万円プラスされます。重賞などでの出走馬決定賞金は現在3000(2100+900)のところが5400(3300+900+1200)に跳ね上がります。そうなると地方交流重賞にも進むことができそうですし、そこで実績を上げればG1の出走も見えてきます。今回はこの馬にとって条件が揃ったレースだと思いますので、是非とも勝利をつかんでほしいと思います。
 
 
それではまた。