金沢に行ってきました | ゆたか農園のブログ

ゆたか農園のブログ

新規就農した夫婦のブログです。「ゆたか」は妻、夫、息子の名前の頭文字を1文字ずつ取って名付けました。「ゆたか」にはrich、wealthy、fertileといった意味だけでなく、家族3人で力を合わせて頑張ろうという想いが込められています。

今年のフェイジョアの販売を終了させていただきます。農園でお買い上げくださった方、メールでご注文くださった方、誠にありがとうございました。これから来シーズンの収穫に向けてブルーベリーやフェイジョアの剪定作業を頑張ります。来年も6月にブルーベリー園の摘み取り園からスタートし、初秋にポポーを、そして晩秋にフェイジョアを収穫する予定です。来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

昨日、「青春18きっぷ」で金沢に行ってきました。半日近く電車に乗ったせいで、まだ脳内に電車の揺れが残っています。

 

岡崎駅を5時16分の始発でまずは米原へ。各駅停車であろうと電車の旅は飲めるし、座っているだけで寝てても目的地まで連れていってくれるので好きです。

それにしても朝から飲む一杯はうまいです。もちろん昼に飲む一杯も、夜に飲む一杯もうまいですが・・・。

 

米原で北陸線に乗り換えます。長浜、近江塩津、敦賀、福井と小刻みに乗り換えて、金沢に着いたのは11時44分でした。

5時間半かかりましたが、敦賀からの15分くらいを除けばずっと座ることができたので、それほど疲れはありません。何より私にとっては1年ぶりとなる愛知県外へのお出かけで、いつもと違う景色を見ているだけであっという間の5時間半でした。

 

ちょうどお昼の時間ですし、息子の「金沢でカニが食べたい」という希望を叶えてやるため、駅から1kmほどの近江町市場に歩いて向かいます。青春18きっぷで電車賃を節約したのだから昼食は贅沢しようと決めていました。しかし、カニの値段を見てビビりました。

食べたことないので、カニがここまで高いものだとは知りませんでした。大きなものは2万円や3万円といった値段です。

 

それでも息子の希望を叶えてやるため、なんとかカニを食べられるお店を探して入店。というより、客引きのオバチャンの勢いに負けて店内に引きずり込まれたような・・・(笑)。

息子はカニ丼とカニ足、妻は炙り海鮮丼、私はお店の人がオトクだと言う(?)近江町市場丼です。なんとか1万円でお釣りが出る金額に抑えられました。それでも私たち家族にとっては史上最高額の豪華な食事です。

 

金沢出身の方から近江町市場は「観光地価格で地元の人はあまり行かない」と聞いていたとおり、すれ違うのは大きな荷物を持った観光客ばかり。それに円安だから日本の物価が安く感じるのでしょうか。見ているだけの日本人が多い中で、景気よく買い物していたのは中国や東南アジア系といった外国人のお客さんばかりでした。

 

お腹を満たし、次は妻の希望である「金沢21世紀美術館」へ向かいます。雨予報でしたが、結局傘の出番はありませんでした。

 

私は芸術ってガラではありませんので、ここで妻と息子と別れ、一人ですぐお隣にある兼六園や金沢城の辺りをブラブラと楽しみました。

 

金沢は、私が学生時代を過ごした松本に似ている町だと思いました。遠くに高い山があって、お城があって、ところどころに古い町並みが残っている。美術館や工芸館が多いのも、町のあちこちで綺麗な水が流れているのも松本と同じです。どちらも歴史、文化、芸術を感じられる町です。雪が積もればさらに同じ雰囲気を感じたと思います。

たった5時間の滞在で金沢すべてを見たわけではありませんが、少なくとも金沢城周辺はとても落ち着いた雰囲気で、また行きたいと思える町でした。

 

なんて余韻に浸ってばかりもいられません。青春18きっぷ旅で辛いのが復路です。来た道を再び各駅停車で帰らないといけません。駅構内でお土産と食料を買いこみ、夕方5時前の普通電車で再び岡崎駅を目指します。帰りも福井や敦賀、米原で乗り換えて、岡崎に着いたのは22時44分でした。そして自宅に着いたのは24時近くなっていました。

 

ちなみに岡崎から金沢までの乗車券をふつうに買うと5170円。名古屋から特急を使えば片道7590円、往復で1万5180円です。それが青春18きっぷなら1回分のわずか2410円です。速くて便利で快適な特急には特急の良さがありますし、各駅停車旅には各駅停車旅の醍醐味ってものがあります。私も各駅停車のように1駅1駅停まりながら遅いけど着実に、でも最終的には目的地に辿り着けるような人生でありたいと思っています。さぁ明日からも頑張るぞ!(今日は寝ますzzz)