横浜市立大学における講義&実習が終わりました | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

横浜市立大学3年生向けの質量分析の講義&実習、先週の月曜日で第3(最終)クールが終了しました(第1クール第2クールの記事はこちらから)。

 

あとは、月末に最終グループの学生達のレポートが届くので、その採点をして今年度は終了です。

 

毎年意識していることですが、今年度は特に、学生達が知らない事・分からない事に対して、¨分かりません¨と言って済ませてしまわず、¨考えてさせる、ヒントを与えてイメージさせる¨、ことを実践してきました。

 

講義・実習・解析の3回しか会わない中で、どこまで伝えられたか分かりませんが、やれる事はやったかなぁと思います。

 

質問を投げ掛けた時に¨分かりません¨と言って黙ってしまう学生が何人かいて、でもそれで済ませてスルーせずに、辛抱して待って、時にはヒントを与える等して¨何か答えさせる¨ことはなかなか根気のいることです。そして、そこまでやってあげると、殆どの学生は正解を答えます。

 

分からない学生は放っておいて先に進んだ方が楽ですが、それでは教育になりませんからね!

 

でも、¨分かりません¨と言ってしまう学生達も、本当に分からないケースって実はあまりなくて、¨自信がなくて発言できない¨ってケースが多いのです。

 

質量分析などと言う、彼等にとっては未知の学問について、ほぼ初めて学ぶ訳ですから、¨間違えてもイイ¨、¨考えて発言する¨ことを意識・実践させるようにしました。

 

でも、質量分析って大枠では化学ですから、時々は化学の基本的なことも質問します。それに対してトンチンカンな答えをしてしまう学生も中にはいて、¨理系の3年生としてその答えはどうよ!¨ ってしっかり勉強した方が良いよと伝えたこともありました。

 

基本的な知識をしっかりつけさせる。

さらに、自分で考えて実践する力をつけさせる。

 

非常勤ではありますが、大学で仕事をする者として、学生達にやってあげたいことですね。なんと言っても大学は、社会で役に立つ人材を卒業させてナンボだと思いますので。

 

最終日には、講義や実習をサポートしてくれたM1の女子学生(➕M1二名おまけ)と打ち上げ!

まりちゃん、3ヶ月間お疲れさま!!
秋には3年生が研究室に配属されます。私が出入りしているT山研に誰が入るか、毎年楽しみです(^-^)

 

今までT山研に入ってきた学生の中には、

「3年生の時の髙橋さんの講義が楽しくてT山研に入りました」

っていう子達もいて、そういう時にはホントに嬉しいですね!

 

 

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引用元:横浜市立大学における講義&実習が終わりました