オイル交換 | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には忘備録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  セルフメンテナンスなんす

B47D20Aのディーゼルエンジンが載っているBMW F31こと320dツーリングですが、購入時にはオイル交換してくれておらず、ディーラー管理にて7月頃に最後のオイル交換をしていたみたいです。


そこからどれくらい走ったのかもわかりませんし、いくらディーラーのロングライフオイルとはいえ、新しいオイルにしておくことにデメリットはないですし、今後の交換頻度を管理する上でも一度リセットしておく必要があるかなと、この前買ったオイルチェンジャーを使ってオイル交換することにしました。



  使うオイル

DPF装着のクリーンディーゼルはオイルに含まれる硫酸成分等により、アッシュやカーボンを発生させDPFを詰まらせる原因となるので、ガソリンエンジンよりオイルの要求がシビアです。


BMWではBMW認証オイルによる交換を必要とする訳ですが、BMW認証オイルは高いし入手性も悪いし(LL-04:3200円/L)という事で代替出来るオイルを使うことにしました。


今回購入したのは



SEAHORSE GLOUD EURO 5w-40です。(15800円/20L)なのでリッターあたり800円位ですかね?
価格差四倍ですよ。四倍。ディーラーで交換してると一度でペール缶くらいの費用が係掛かります…怖っ

このオイルのポイントとしては安価かつACEA C3認証オイルと言うことでしょうか。

高い高いBMWのLL-04認証こそ無いですが、製品規格的にはACEA C3認証を満たしておれば基本的には問題ないかなとおもってます。ロングライフには疑問があるので7000km来ると交換かなというイメージです。

5w-40ではなく、5w-30位で良かったんですが、5w-30のこれは無いんですよね。他にもNISSANのエクストレイルや商用車のクリーンディーゼル用オイルもあるんですが、それほど値段が変わらないし、なんとなくこれで。

  使う道具

使うのはオイルチェンジャー、フィルター、ポイパック、オイルジョッキ。

まずはエンジンを掛けて油温計の針が動く程度までオイルを暖めます。

針が動いたらオイルチェンジャーの先をオイルレベルゲージの穴から奥に突っ込みます。


あとはひたすらポンプします。熱すぎるオイルはタンクを痛めるので暖めすぎ厳禁。


するとストローで吸うようにチョロチョロと廃油が抜けてタンクに溜まります。タンク内の負圧が落ちて抜けている音がしなくなる度にまたポンプを繰り返します。


5.5L程抜けたでしょうか。右のジョッキ内には新しいオイルが入ってます。左のタンクは透けている色からしてヤバい。墨汁かな。このオイルチェンジャーおもちゃみたいだけどちゃんと抜ける。

抜けたのは5.5Lだけど、入れるのは5L。ディーゼルのオイルは燃焼しきらなかった軽油により段々と油量が増えていきます。多けりゃ良いってもんではなく、あくまで適量入っている必要があるんですね。

さてここでポイパックを広げ、中の綿をほぐしてから廃オイルを注ぎます。

せーの…


うわぁぁぁ!!


墨汁か、イカスミかって位黒い。ディーゼルは燃焼の際のカーボンをオイルに取り込むのでこうなるそうな。ガソリン車でこんな色になるまで使ったことない…あながち墨汁は嘘ではない。あれもカーボンと油ですからね。ちなみにこれは燃えるごみで捨てることができます。

次にオイルフィルターケースを開けます。修正ペンで位置を記録しておきます。

てっぺんの六角は27mmです。これは車の用品店にはおそらく置いておらず、コメリ等のホームセンターのが入手しやすいです。僕はコメリで買いました。そして無理してパイプレンチで回してはいけません。(回しました。回らん上にナメりかけたので止めました。)


使うフィルターはマーレの互換品。OX404DOX813/2D(購入するフィルターを間違えていた事が判明。320d LCIモデルであるB47D20AエンジンのフィルターはMAHLEでは813/2Dですよ!)この互換品の特徴としては少しお尻の穴が狭く、かなりしっかりと押し込まないとキャップが絞まりません。正しい互換品はスコッと嵌まりました。

また純正品は下側の突起がポジションに納まるように円筒内側に凸の部分があるのですがそれがないため気をつけて入れないといけません。このパーツは面倒なので純正でもいいかも。OX813/2Dにはちゃんとこの内側に凸突起があり、指定方向以外では刺さりません。

廃油をてっぺんと側面に塗って目星を付けておくのが良いかと思いました。

B47D20AのフィルターはMAHLEでは813/2Dです。OX404は間違えて嵌めたときのやつ。

取り出したフィルターは同じく真っ黒。付属のゴムパッキンはフィルターキャップに取り付け、オイルを塗っておきましょう。


フィルターキャップをもとの位置まで戻して新しいオイルを注ぎます。ちなみにオイルレベルゲージを留めているパーツがフィルターキャップを回す度に手の甲を攻撃してくるというクソ鬱陶しい仕様になってます。


あとはidriveから油量を確認して完了です。

99370km R5.12.30交換。(フィルター同時交換)

  所感

これでついにDIYオイル交換が可能になりました。ペール缶のコスパが破格過ぎて最高です。


廃オイルをポイパックに流し込むシーンがやりたくてやった感じはありますね。


交換してちょっと乗りましたが劇的には変わらず。交換無しでももうちょい乗れた可能性もありますが気持ち的にスッキリして新年迎えたかったのでよし。


粘度が少し固くなったので高回転で回りがもた付く可能性がありますが10万km走ってるし保護性能は高い方が良い。


ちなみに、OX404を取り付け自体は無理くりやればなんとか刺さるんですが、オイル圧力低下のコーションランプが着きました。後日、正しいフィルターにして事なきを得ました。