今年もシブシブ
宇和海のグレは今年もスイッチが入ることなくシーズンを終えようとしています。2年前の何処に放り投げても釣れまくってたあのシーズンは何処へやら…
最近、満ちが入ると底潮がキンキンに冷えることが多い気がします。外気温が暖かくなるから相対的に冷たく感じるのかなと思ってましたが、刺し餌が明らかにシャッキリして帰ってくるし、触っても冷たく感じるので間違いないと思います。
まぁなんとなーーくそうなる気配はしてましたが、釣れても釣れなくても行きたいものは行きたいわけで。
21日に予定はしてましたが天候が悪くなりそうなので20日に前倒しして行って来ました。
渡船屋のホスピタリティ
磯釣りの聖地なだけあって、渡船屋は沢山あるんですが、やっぱり通い慣れた所が落ち着くというか、釣れても釣れなくてもそこで船頭やその家族なんかと話して今日は良かった今日はダメだったとか、たわいもない話をして帰るまでが楽しみの一つになってまして。
予約のときからそんな感じなので時々肝心なことを伝え忘れてたりお互い勘違いしたりします。
今回は12時発の出船時に着くパターンで言ってたはずなんですが、少し早く着きまして。とりあえずトイレだけ借りようと思ったら布団がありました。出船まで一時間。こんな時間から仮眠する人なんか居ないから僕らのための布団で間違いないんですが、せっかくなので寝転ぶだけ使わさせてもらいました。
いざ!
微妙にまだ寒い気もしたのでカッパの上だけ羽織って船に乗り込みます。この日は7人。二人だけだと野地かな?とか思ったんですが意外と居ました。
ならば鼻面から内側?とも思ったんですが「山洋がススキ、いろはが鼻面行くいうけん、本バエ行こうか!」との事。
武者泊の中でも本バエは船脚の速い山洋といろはやなぎさ、ほていが競り、あづまやはどちらかというと地周りをメインとする船なので珍しいパターンに。僕自身は沖の磯っていうのも時には行きたいと思っては居ますが武者の寒グレ、特に口太は地周りが鉄板。地周り想定が思わぬ形に。
まぁ殆ど未踏の磯が多い沖の磯、殆ど乗っている地の磯。ネタにはちょうど良いなとか思ったりしながら本バエ周りを視界にとらえます。
左から本バエ、シモリナガハエ、ナガハエ
今回の磯は
本バエ周りはマスカネ!
本バエ周りは基本的には下げ潮釣り場が多く、下げ潮は本バエ周りを勢いよく流れます。
マスカネはもろに下げ潮の水道が通っているので下げ潮の重なる今回のタイミングは良い感じになるのでは?と期待して降りました。せっかく沖の磯に来たので竿は極翔1.2-530!ではなく、アテンダー2 1.75-530を出しました。
いやーやっぱり沖の磯は雰囲気が違うなぁ…力強く流れる潮、磯の形、足元のエサ取り。
とりあえずセオリーどおり、水道を攻めます。が、しばらく何も無し。なんとなくこの時期は流れの中にグレが付いているイメージが無くて、早々に際狙い、たるんとした潮の辺りをしてみます。
ナガハエ水道側の中央にあるこのシモリとシモリの間の割れ目。ここはどうか?際に仕掛けを入れてウキを割れ目の少し先に入れてみる。
…
ギャギャー
フッ…
はい。1ロストです。ウキは…お、上がってきた!タモで掬って再度
ギャギャー
フッ…
こんなことを三度ほど繰り返しました笑
全部割れ目の右側に突っ込む突っ込む。これはとれん。糸出すとか出さんとかそれ以前の問題でした。入れた糸だけで根ズレする程のカッター具合に勝てないと判断。舟着側の角を狙ってみます。
グンッ!
おお!これなら獲れそう!とやり取りしてあがったのはヒブダイ45cm。まぁちっさい訳でもないし、クーラー行きですね。
その後、克ちゃんバエの方角に涌きグレが湧きます。しかも超デカいやつの群れ。潮は涌きグレ向きに、風はフォローでこれは食ってくるんじゃないか?とウキ下を30cmにして遠投。潮が味方してどんどん涌きグレの頭に近づいていって食って…
来ない。
何度か同じようにチャレンジしましたが結果は変わらず…
その後は舟着側から伸びる磯際や、サラシと潮の際等色々攻めてみましたが四回程ヒブダイにむしられただけ。
小梅の梅干しみたいなのが引っ掛かって上がってきました笑
え、気持ち悪い…とりあえず針から外そうとしたらてが紫色に。どうもアメフラシの子供がかかったようで、絶対に釣れないやつを釣り上げてしまった…
そんなこんなでいつもどおりの結果でしたが久しぶりの沖磯は楽しかったですね。船の時間も長く、渡船ついでの遊覧船と思えばこれほどのものはないなと。
竿:アテンダー2 1.75-530
リール:21BB-X 3000DXXG
ライン:G-SOUL 1.2
ハリス:ブラックストリーム2.75
針:あわせ尾長6号