罠を仕舞いました2023 | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には備忘録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  完敗です…

3月15日を持ちまして、狩猟登録の期間が終了します。今年の捕獲数は0!

ということになります。

いやはや、これほどまでに何度も何度も出没されて掛けられないはともかく、ことごとく罠をほじくりかえされ、エサだけ取られるとは…。

罠は日曜日に外しました。
すでに山に行ってみるとなんだか見慣れたねずみ色の物体が…


罠だけポーンと投げ捨てられたかのようになってます。

この罠はここに仕掛けていたもの。

少し上った所に仕掛けた罠はというと…

空弾きしてました。踏み板は下に落ち込んでおり、くくりには小石が挟まってました。おそらく、踏んでかかったものの、同時に噛んだ小石が脚の径より大きく、抜けたものと思われます。もしくは何らかの拍子に踏み板だけ抜け落ちたか。


  猪のフィールドサイン

仕掛けた罠を回収したら山を見てみます。そこらじゅうがフィールドサインになってます。

獣道、擦りあとだらけですね。

我が家の竹やぶはいつの間にか村道から、県道または三桁国道位にはランクアップしたようです。同じ個体があしげく通うことで匂いが付き、匂いがあることで他の個体も安心してエサ場として使うようになり、村道は国道にランクアップしていくわけですね。

これなんかおそらくお気に入りの竹なんだと思われます。山の法面側に僕で言うと太腿の辺りになるんですが、擦られすぎて竹が一部枯れている部分があります。上部には更に表皮が剥げて白くなっている部分もあります。

これはちょうど猪のあばらあたりを擦った跡と牙を研いだ跡だと思いますが相当大きな猪の形跡が残っていました。牙がこの白くなった部分まで届いているとすると、僕の大腿動脈は一発で致命傷を負うことになるわけです。
これは…でかいなんてもんじゃないな…掛かったときに対峙出来るのか…?

この岩と竹の間もお気に入りの道のようで、左に見える竹と岩の間を通るルートですね。こちらはそれほど大きくない猪が使っているようです。

この竹の脇を通る猪もかなり大きい個体のようで、付いている泥の幅が凄いです。

春になってきたのであちらこちらを掘ってみた形跡もありますが、まだ竹の子の走りを探している感じでした。

こちらのトタンは過去に猪によって曲げられた箇所なんですが、僕が初めて掛けた猪によって作られた獣道です。封印していたのですがまたやられたみたいです。右の竹に二ヶ所目の折り跡が出来てます。

猟期が終わった以上、もう出て来ては困るのでトタンで来期まで封印しておきます。

  今期を振り返って

うちの山は昔土砂崩れで出来た法面で、その際に本宅が埋もれたのですが、そういう経緯があり、凄くれき質です。これに腐葉土が重なることでふわふわした部分とカチカチの部分とがあり、縦埋めのVU管の踏み板だと罠がバレやすくなってます。


なので来期は埋めないタイプの踏み板を導入することにします。


また、一度掛かってヨレのあるワイヤーのものは締め付け時にくくり金具の径を通りにくくなっておりこれも作り替えることにします。


フィールドカメラを導入して猪の脚運びも勉強しないといけないなと思うので、これも導入しようと思います。


あとは、豚コレラも迫っていることから、カラーアトラスで豚コレラの症状も臨床的に判別出来るようになろうと思います。


あれこれ猪が賢くなっている以上、人間も勉強していかないと、野生の獣には勝てないなと痛感した猟期でした。