グッピーの出産 | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には備忘録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  グッピーの出産を捉えた

前回の出産から一月弱。そろそろかなーと思ってたんですが、今日見たらお尻が尖ってた。


ということは…


あー。居ますね。うまれたてのちっこいやつが。

少しメスを追いかけて見てみると…

なんだか逆反りになって息んでる様子…

お、見えてきた!グッピーはメダカの仲間ですが、中でも卵胎生メダカといい、お腹のなかで卵を孵化させてから産み落とすタイプの繁殖をします。

それゆえ卵を食べられることがなく、産まれた稚魚はその瞬間から泳ぐことも出来、プランクトンの様なエサもとれるためとても繁殖力が強いです。

また、お腹の中で孵化した稚魚は卵黄嚢と腸管からメス親の免疫を受け取って産まれてくるそうで、メス親が病気にかからない状態であれば基本的には稚魚も同じような細菌に対して免疫を持っているということになります。これがグッピーの稚魚の生命力に一役買っているようです。

なお、鮭やメダカのような卵を産むタイプを卵生、ツノザメやドチザメの様に母体と子の間に臍の緒と同様の機能をもつ組織を持ち母体から栄養を貰うと胎生、臍の緒の様な栄養を供給する器官は持たないまでもお腹で卵を孵化させるグッピーやプラティ等は卵胎生と呼ばれます。

ポポンと二連発で産んでます。流石ミリオンフィッシュ…恐ろしい繁殖力。

孵化した稚魚は丸まって産み落とされてます。卵胎生のため、産まれるまでの栄養はお腹の卵黄嚢から貰っており、成長具合が進むほどこの卵黄嚢は使われていくため、卵黄嚢もそれに合わせて小さくなって産まれます。未熟な稚魚程大きな卵黄嚢を持って産まれてきます。稚魚のお弁当ですね。



くるんと丸まったまま自然落下していくのがまた可愛いですね。丸まった稚魚の真ん中の黄色いのが卵黄嚢です。

  横からも







  オスの食仔

うちではずっとメスによる食仔が凄くて、このペアもうちでの最初の出産は全部食仔で居なくなったんですが、前回の出産ではメスが覚えたようで食仔が殆どありませんでした。

今回もメスはどんなにオスに追いかけられようとも、うまれたての稚魚の溜まっている辺りには絶対に逃げ込みませんでした。

その代わりオスがメスを追いかけ回しつつ食仔してました。


少なくとも二匹はやられたでしょうか。

全部が全部生き残っても困るのですが、癖になっても困るので隔離するか否か悩みどころ。

ちなみに、食仔したかどうかはうんちでわかります。


奥の底にあるような黒い色のうんちが落ちていれば間違いなく食仔しています。