ファイト ファイト タノシイネ -753ページ目

今日のジム

明後日、内山選手の東洋タイトル戦の前座に出場する 山田善太や 東日本決勝を控える 古橋と片桐は最終調整でジムで動いてました。


古橋や他のプロ選手らを最近は出稽古連れて行ったりしてジムを留守にしがちで プロ志望の子達をあまり見てあげられなかったんですが、 今日は集中して見てあげられました。


先日、詫びを入れ復帰したK太郎君も練習来ました。 しかし、練習後にいつまでも上半身裸でいたので 風邪引くだろ!と注意しました…


さすがに今日は寒かったので 我が教え子はみんな靴下を履いて来てました。 もう石田純一は厳しいですね(笑)


来週からはK太郎と同じ歳でやはり私の見てる子で体格も実力も近い タカノリ君とスパーやらせます。


来週から3日間に分けて 計9Rスパーやって 内容の良かった方がプロテスト受験の権利を与える事にしました。


孫チーフトレーナーの提案で 『あいつらには人参ぶら下げた方が良いかもね?』という意見で確かにモチベーション上げるには効果あると思い この条件を付けました。


しかし、どちらも内容悪ければ 当然どちらもテストはまだお預けとなります。


焦っても仕方ないですが、早く彼等がプロのリングで戦うのも楽しみです。

減量について

減量といえば数々のエピソードがあります ボクサーなら誰もが経験する事


うちのジムの選手達の多くが残りの一週間で2~3キロを一気に落とし 計量当日に初めてリミットに到達するやり方です。


デビュー当初に自分が所属していた花形ジムでは花形会長がウェイトは早めに落とせという指導方針だったので、試合一週間前には一度はリミットまで落とす減量でした。


20数戦を経て 移籍したワタナベジムでもこの減量のやり方でやってました。


ワタナベの移籍初戦で今までの減量のやり方で一週間前にリミットに入れました。


すると、渡辺会長がビックリした顔で口調を荒げて『まだ早いよ! 落としすぎだ!』と少し怒られました。


花形ジム時代では花形会長が『よし!うまい!いいぞ~』なんて褒められてました…


それぞれのジム会長で減量の仕方、考え方は様々なんだなと思いました。


花形会長は現役時代はフライ級の言わずと知れた 名選手 渡辺会長はミドル級の東洋ランカー


この階級差も考え方、やり方の違いかもしれませんね


一概にどちらが正しいとは言い切れないし 自分に合ったやり方をキャリアと共に見つければ良いと思います。


だから初めのうちはいろんな人からアドバイスを受けるのも良いかもしれませんね


花形ジム時代のある先輩の話 その人は現役時代フェザー級~ライト級で戦ってました。


フェザー級(57.1)では苦しく 毎回試合当日は5キロリバウンドして 毎回変級勧告を受けてました。


ひとつ階級を上げSフェザー級(58.9)ではリバウンドは3キロほど


ライト級(61.2)で試合した時はあまり苦しくなかったのでリバウンドは1キロ程だったとか…

要するに先輩は3階級で試合しても試合当日の体重はみんな同じ約62キロだったという事です


果たしてベストクラスは何級だったのか?面白い話ですね


現在、私が指導している古橋大輔も一度、4キロ程、試合当日に増やして来て 勧告を受けてました…

古橋は同じ歳で仲の良い ウェルター級の岳たかはしの減量方法を参考にしたりしてました。


ただ、ウェルターとバンタムの体格差もあるんだから 何から何まで岳の真似して同じ量食べてちゃダメだよ! と注意しました。


ここ最近の試合は大きなリバウンドもせず 良いコンディションを作ってくるようになりました。


夏場の減量も大変だけど、汗が出なくなる冬場の減量も大変ですね…


古橋には絶対に全日本まで取ってほしいから これから来る冬場の減量もうまく乗り越えてほしいです。

困った奴ら

新田ジムでは主にチーフトレーナーである孫チャンギトレーナーとこの私、井上雄介で選手及び選手コースの子を分け合って担当しています。


選手や予備軍の子には何だかの理由で練習を休む際には 必ず担当トレーナーかジムに連絡を入れる決まりになってます。

先日、プロ志望のK君という子が 無断で練習を休みました。この子が無断で練習を休むのは一度や二度目ではありませんでした。


その日の晩にメールが彼から来ました。 突然、バイト先から連絡あって急遽シフトに入る事になったとか… こちらから『メール一本打つ暇もなかったのか? 一分もあれば、出来るだろ? 他の選手に示しがつかないから、お前には辞めてもらう』と返しました。


その後、謝りのメールは来たものの ジムには顔を見せませんでした。


しばらく放っておこう と考えました。 先程、彼から電話が来ました。 『もう一度やらして下さい!すいませんでした!』 と…


これからは真面目に頑張ると誓ってたので許しました。


実は彼は新田ジム入門前によそのジムで経験があり なかなかのセンスの持ち主でスパーでも 四回戦の選手を圧倒したりした事もあります。


ただ、調子に乗りやすい性格でガードを下げたり 練習でも手を抜くとこがあったり 練習嫌いな傾向があります。


ただセンスはあるので今後、彼がどう生まれ変わるのか、楽しみでもあります。

ただ、どこのジムでもよく聞く話ですが、センスの良い子ほど、練習嫌いってパターンが多いですね(>_<)


うさぎと亀の話のように最後は努力した者が勝つんだと思います。 例え話だけど、トラッシュ中沼タイプより中野吉郎タイプの方が魅力あります(笑)


他にも担当の子で寒くなってきたのに 裸足でジムに来る奴とかに『風邪引くだろ! お前は石田純一か!』と叱りました。