ウッディやボーの表情がとても細かくつくり込まれてて、表情から心情が察する事ができた。
微妙な感情の揺れみたいなものがとてもよく作られていたと思う。
人形になった時に、よく目のアップになるけど、あれにはやられた気分になる。
無表情で無機質な人形の目だからこそ、こっちが心理を読もうとするし、それによって生きているように感じてしまう。
この登場人物達(人形達?)の目のアップは意図的に多用されていると思う。
光の使い方なんて惚れ惚れしてしまうようだった。(IMAXでみたせいかな?)
オープニングで、ウッディが雨の中倒れている時のアスファルトに映るライトの反射のボケなんてウットリするようだった。
もちろん、遊園地のネオンの光も凄いが、狭い棚を抜ける時の射し込む光や人形達に映るボーのライトからでる暖かい光、さらにボーやギャビーの肌の質感なんかは、人形でもあるような人間でもあるようで、実際の生きてる人間の方がくすんで見えるようだった。
ストーリーも僕にとって心地良いコミカルさで、思わず声を出して笑う場面が幾度もあって、それがお気に入りのシーンにもなった。
名場面がたくさんあっても、決して「もういいから」など思うことはなかった。
このいわゆるこの「丁度良さ」は作り手にとって参考になるかもしれない。
あっチュー間の時間だったので、とりあえず瞬きせずに、もう一回ぐらいみたいなと思う映画だった。