九月に入り、厳しい暑さもわずかに和らいだように感じます。
暑さは残っても朝晩に風が吹き、心地よさがあります。
夜になると虫の鳴く声がして、満月の名残りも美しいですね
さてこのブログを始めたのが２００７年の４月でした。
あれから、１７年が経ちました。途中更新が出来ない期間も
ありましたが、こつこつ生活の記録として何とか続けてきました。
その頃、時を同じくして、ひっそりと開店した山奥のカフェがありました。
自分よりも２１歳も若い若者が家族５人の暮らしを支えながら、今日まで成長してきた過程を
見守ってきました。私自身の日常もこのカフェの出現によって、周りの景色が生き生きし出し、
またブログを綴ることによって、モノクロームの世界が鮮やかに彩られはじめたのでした。
そのカフェのマスターの長年の夢がとうとう形になって現れました。
珈琲焙煎所とカフェだったところへ、宿泊施設を整えて神音ｓｔａｙと銘打っての
新たなスタートを切ろうとしています。
先週末、買い物の帰りに気になっていた工事の様子を見に立ち寄ると・・・
カフェが再開されていて、マスターが中を案内してくれました。
開業は９月８日からなので、まだまだ整備中です、、、、
入り口の看板石（こだわりの石を捜してきたとのこと。)
築100年蔵は、戸前に入るとブルーの異国のペンダントライトが下がり、
リノベされた蔵戸を開けるとバーコーナー
２階のこだわりの設えの整った寝室、横にはフィンランド式のサウナが設置されていて、
蔵を囲むようにデッキがあり、寛げるようになっていました。
正面の納屋の１階には檜の内風呂と、竹林が見える野天風呂があり、
２階の広めの室内は、美大出身のマスターの感性が詰まった素敵な寝室でした。
築７０年の古民家を借り受けて始めた屋敷の敷地は、裏山の竹林を背に
整備すると広々とした庭で、駐車場も別に準備したので、すっきりと使えます。
今日は夏季休暇を使い、開業祝を携えて神音へ行ってきました。
新しく1枚板のカウンターが付けられ、キッチンもリニューアル。
いづれはレストランも開くとのことで、やわらかな雰囲気のペンダントライトがとても素敵。
長持ちするように枝物と紫の蘭やトルコ桔梗のアレンジメントを持っていきました。
選んだ花屋さんは高岡市の「ストロベリーフィールズ」さん、素敵に仕上げてくれて、カウンターの
隅に飾ったら、雰囲気がぴったりでいい空気感が醸し出されました。
マスターもママもとても喜んでくれました。ホントに良かった。
カウンターに飾って欲しくて、別に能作の錫のかごをプレゼント（夫と一緒に選びました。）
こちらは薔薇の花をかたどったもので、フルーツや花、季節の実など何でも入れて
飾ってくれたら嬉しいと伝えたら、「欲しかったんです、ありがとうございます。」と
大喜びしてくれました。カウンターでいつも目に入るので、爪痕が残せてうれしい私。
アイスコーヒーにデザートをいただきました。ママの作るスイーツはいつも絶品です。
帰りしな、夫にも中をすべて案内してくれました。
まだ開業前でパンフもないところ、説明を聞いているうち撮ったものを少しお披露目
（マスターの許可を得ております。）外の檜風呂が少し見えますね。
こちらはサウナ、私達のような高齢者でも大丈夫かな
冷却風呂の目線での眺め
長いお付き合いの中で、お互いの存在を尊重し合える相手がいるというのは、
本当に嬉しいものです。考えてみるとそんな存在の人が結構います。
有難いことだと感じています。仕事上の相手、プライベート生活のつながりで
大事に思っている相手、歳を重ねて人付き合いも断捨離なんて、
言われることもありますが、それはそれ、大事にしたい絆もあります。
私もこの辺で、少し身辺をあらためて見直し、本当に大切なことは何か
考え直すことにしました。残された時間の中ですべきことを中心にし、
無駄を省き、真摯に過ごしていければと思います。
私も心新たなスタートを切ろうと決意した９月の初めでした。
ともあれ、基本のライフワークとして続けてきた登記（土地家屋調査士分野＋
司法書士分野）業務を事務所勤務経験が１６年、公的機関での勤務が
１４年目となりました。７０歳まで働きたいと思っています。
同じビル内で働いていた不動産鑑定士の女性はいまや経営者となり、
目覚ましい活躍ぶり、仕事上交流があり、とても刺激を受けます。
家族やわんこたちの行く末も考えて、大事にしていこうと思います。
秋の所信表明になってしまいましたが、
ブログ１７年目の感想です。地味なブログをお読み下さっている方々、本当に
ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
ではでは、失礼します