励まされた一冊 ─『まなの本棚』(芦田愛菜)─ | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

 11月9日、今年の読書週間、最終日です。よって、この期間中、ブックレビューし続けてきた『まなの本棚』も、今日で終わりです。

 でも、今回は本からの言葉ではなく、愛菜ちゃんが、まさに今日、語った言葉から。

 

 愛菜ちゃんは、今日、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」に出席し、お祝いのメッセージを述べました。その中で─。

 

 「新元号・令和は『万葉集』からの出典だったということを知り、昔の日本の書物から新しい時代の元号が作られるということは、なんてすてきなことなんだろうと深く感動しております。」

 

 読書をしていて、昔の書物から学ぶことはたくさんあります。そして『まなの本棚』を通して、新しい世代の愛菜ちゃんの言葉から、たくさんのことを感じ、考えされられました。

 スマホやSNSにより、読書がしだいに隅に追いやられている感がある中、励まされた一冊でした。