テレビ好きは本好き? ─『まなの本棚』(芦田愛菜)─ | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

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「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

 読書週間中、『まなの本棚』のブックレビューし続ける、の第4回目です。

 今回のテーマは、「テレビ好きは本好き?」です。

 

 年間100冊以上の本を読む愛菜ちゃんですが、本を読むときはいつも、「早く続きが読みたい!」という気持ちになるそうです。そのことについて、次のように言っています。

 

 この感覚を何かに例えるとすると、「楽しみにしていた連続ドラマの放送の次の回を待つ1週間が待ちきれない感覚」に、ちょっと似ていると思います。

 だから、一冊全部読み終わってしまった後は、大好きなドラマが最終回を迎えた時のように、いつも「あぁ、読み終わっちゃったなあ・・・」とちょっとロスというかさみしい気持ちになってしまうこともあります。

 (芦田愛菜、『まなの本棚』より)

 

 よく、「うちの子は、テレビばっかり見て・・・。少しは本を読めばいいのに」という方もいらっしゃいますが、テレビも本も、こういうふうに似ているところがあるんですね。

 

 テレビっ子さんも、こういう感覚で本が読めれば、本好きの子供が増えるのになあ。