しっかりしろ、アリストテレス ─朝日新聞「天声人語」─ | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

 私の弱いところ=足の裏。人の指が近寄ってきただけで、こらえきれなくなって笑い出してしまいます。 今日の朝日新聞「天声人語」がそのことを取り上げていました。

 

 他人に触られてるとくすぐったい足の裏やわきの下が、自分の指で触れるとくすぐったくない。なぜなのかと真剣に探究したのは古代ギリシャのアリストテレスである。到達した答えは「自分の指では動きが予測できるため」

 (2019年10月5日、朝日新聞「天声人語」より)

 

 なかなk面白いコラムだったので、お父さんをやっつけようとするときには一番に足の裏を狙ってくる娘をつかまえ、

「四コマ漫画ばっかり読まずに、こういうところを読めば?」

と言うと、めずらしく素直に読んだようです。

 そして、疑問を持ったらしい。

「そしたら、人の指を持って、自分の足の裏をこそばしたら、こそばくないんかなあ。」

 ということで、試しに、娘の指を使って、自分の足の裏をくすぐってみました。

 すると・・・。やっぱりこそばい。

 

 しっかりしろ。アリストテレス。