ただいまと
聞きたい声が
聞こえない
これは、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町の中学生が読んだ句だ。「行ってきます」と言って家を出る。「ただいま」と言って家に帰る。これは、どこの家庭でも当たり前の風景であろう。私も、この句に出会うまで、意識したことなどなかった。
しかし、あの日、言いたかったのに言うことができなかった「ただいま」が、聞きたかったのに聞くことができなかった「ただいま」がたくさんあったのだ。
(『初等教育資料 2019年8月号』、小倉勝登氏による)
ここ何日か、このような何気ないひとときの大切さを綴った文章が、私の目をひきます。
それは、お盆ということで、父、母、兄、長男など、離れていた家族が久々に集まったということ。
そして、当たり前のような家族の日常を、大切に綴ったブログに出会えたからです。