新しい1年を歩み出す ─『清川妙の すてきに年を重ねたい』(清川妙)─ | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

「アフリカのギニアから来ていらっしゃる外交官のサンコンさんが『年寄りが亡くなるのは、図書館がひとつなくなるようなものだ』とおっしゃっているのを聞きましたが、なんといいことばでしょう」

「私も古典の小さな図書館になりたい。あまり本はたくさんないけれど、そこに行ったらとても愉しい雰囲気であるような、そういう小さな図書館になりたいと思います」

  (清川妙、『清川妙の すてきに年を重ねたい』より)

 

 先日の私のお誕生日ブログには、お会いしたこともないのに「おめでとうございます」とあたたかいお言葉をくださり、ありがとうございました。新しい1年間、きっと途中でいらついたり、落ち込んだりすることもあると思いますが、そんな時は、今のこの気持ちに帰ってきたいと思います。

 そして、お言葉をくださった方々に恥じないように、また1年、「すてきに年を重ねたい」。