不要になったのに捨てられないもの ─ 去年の手帳。
私は手帳に、日々の予定のほか、読んだ本と、そこで出会った言葉を書き込んでいます。
昨年9月からブログを始め、ブログで出会った方々の言葉や、映画の言葉なども書き込むようになりました。自分の見える世界がどんどん広がっています。
そして、手元には2019年の真新しい手帳。
作家、吉野信子の句に「初暦(はつごよみ)知らぬ月日は美しく」がある。新年に初めて用いる暦が初暦である。並ぶ月日はまだ何の影も屈託も宿さず、等しく輝いて見える。
(1月1日、毎日新聞「余録」より)
ここには、どんな言葉が刻まれていくのでしょう。
まだ見ぬ地平線の向こうに、出会ったことのない人や、本や、映画や、音楽が待っています。
今年も、たくさんの言葉と出会えるといいな。