祭り ─「天声人語」に思う─ | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

 今日と明日は地域のお祭り。

 さすがにブログもお休みにしようかなと思っていました。でも、祭りの途中、心晴さんのブログ更新のお知らせが入ってきて、そちらも、この2日間お祭りということが書かれておりました。なんだか嬉しくなり、思わず筆をとりました。

 

心晴さんのブログはこちら

 

 心晴さんのブログを読んでいると、祭りは地域の心をつなぐ場所であり、そして家族がつながる場所でもあると感じました。

 

 一方で、7月1日の朝日新聞「天声人語」には、愛媛の「どろんこ祭り」が休止したことを取り上げ、祭りの灯が消えつつある寂しさを綴っていました。

 

 祭りは地元の誇る神事であり、同時に住民同士の心の結節点でもあった。・・・(略)かつて津々浦々に広がっていた祭りの灯。それがいまはポツリポツリと消えていく。奥伊予の山里がきょうはひっそりと日を刻む。

 
 私の地域でも、若い衆が少なくなり、運営が厳しくなっているのは確かに事実です。
 それでも、この祭りと一緒に育ってきた私たちにとっては、子どもたちに、この伝統行事を受け継いでいってほしい。いやそんなに仰々しくなくても、ただ祭りの楽しさを思い出に刻んでいってほしい。そう願うばかりです。