第38回 福岡県マーチングコンテスト:高校以上の部 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

6月16日は、福岡国際センターで《第38回 福岡県マーチングコンテスト》の中学生の部に続いて、高校以上の部が開催されていた。






地元の北九州市の福岡県立 北筑高校の吹奏楽部(55名)が、高校以上の部で最初の出番。

背中に『北筑』と示している伝統のジャージが、かっこいい。

1曲目では、高昌師さん作曲の『吹奏楽のための協奏曲』を演奏。

トランペットが力強く響いて情熱的な雰囲気での始まり。

両サイドの隊列が広がっていくような動きがあったようで勇壮な見せ場。その後の多彩な隊列の展開の動きも見応えあり。

2曲目の小長谷宗一さんが作曲の『グランド・マーチ』の演奏と共に軽やかに周回。

ドラムメジャーの部員さんがバトンを使ったりなどの華麗なパフォーマンスも見事。

3曲目では、J.バーンズ作曲の『アルヴァマー序曲』の中盤の、ゆったりした流れを演奏。

暖かみがあるトランペット、サックスパートやクラリネットパートやフルートパートの響きが魅力的。この見せ場や聞かせ所が特に好きで感動。

続いて『アルヴァマー序曲』の軽快な流れの演奏と共に隊列が活発な動きへ。

重厚なバッテリー。トランペットやトロンボーン、サックスの響きも好き。

颯爽とした雰囲気の演奏の響きと共に隊列が、次々に素早く多彩な展開を繰り広げて盛り上げ締め。

地元にある北筑高校の吹奏楽部は、いつも練習の響きが聞こえていて部員の皆さんの日頃の努力が伝わっていた。

今回のマーチングの『吹奏楽のための協奏曲』、『グランド・マーチ』、『アルヴァマー序曲』も聞こえていて、どんなふうに隊列で表現するのか興味深さがあり目の前で鑑賞すると感動が大きい名演だった。

ここまで取り組んできた努力の成果を披露していた部員の皆さんの姿が、かっこよかった。

OBやOGの先輩方が見ていたら、感心して褒め称えるかもしれない。さすが北筑◎

表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう! 部員の皆さんの努力が報われて良かった。


九州産業大学付属九州産業高校の吹奏楽部(80名)は、背中に『93』(九産)を示しているジャージを着用。

1曲目では、『宇宙の音楽』を演奏して大編成による重厚な響きでの始まり。

座奏の時にコントラバスを弾いて低音を響かせている部員さんがマーチングでドラムメジャーとなり、高々とバトンを掲げるなどの勇ましい姿でのパフォーマンスが、かっこよかった。

2曲目の『星条旗よ永遠なれ』の演奏と共に軽やかに周回。きれいなフルートやピッコロの響きも素晴らしい。

華麗なパフォーマンスで存在感を示し続ける、ドラムメジャーの部員さん。  

3曲目の『組曲「惑星」より木星』で重厚な響きの演奏となりトランペットやトロンボーンの響きが熱かった。ホルン、クラリネット、バッテリーの響きも魅力的。

聞き応えがある演奏と共に、星形など天体をイメージしている隊列による表現が見応えあり。

終盤には、十文字の縦列と横列が向かい合って交差するように回転していく壮大な見せ場が「これぞ九産!」で大迫力。

最後に人文字で定番の『93』(九産)を示して堂々とした盛り上げ締め。

頼もしく部員の皆さんを引っ張っていたドラムメジャーの部員さんの、いい笑顔で華麗なパフォーマンスを披露していた姿も印象深く清々しかった。

九産大九産の今年度のドラムメジャーの部員さんも最高、かっこよかった◎

表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう!


精華女子高校の吹奏楽部(72名)は、伝統の青ジャージを着て出場。

今年度は、『Elgar』というタイトルでイギリスの作曲家のエルガーの『威風堂々』を題材にしているとの事。

最初に第4番の演奏で、力強いバッテリーやトランペットの響きと共に序盤から重厚な始まり。

軽快ながらも優雅な雰囲気の演奏と共に、複雑な動きも織り混ぜつつ周回。

後方の8人のチューバパートの部員さんによるゴールドのスーザフォン隊が、その大きさと低音の響きで見事な存在感。

ゆったりした流れになるとエルガー作曲の『愛の挨拶』を演奏して、きれいなフルートやクラリネットやサックスの響き。

オーボエのソロ聞かせ所もあり、魅力的な響きで素晴らしかった。

終盤には、エルガー作曲の『威風堂々』で特に有名な第1番を演奏。

隊列を形成する部員さんがイギリス王室の衛兵をイメージするような歩みがあり、ドラムメジャーの部員さんも勇ましい姿。

多くの部員さんによってフロアいっぱいに横列に広がる隊列で正面で向かってくるカンパニーフロントは、迫力がある見せ場。

その後は、王冠を隊列で描いたりもしてイギリスをイメージし続けていくパフォーマンス。

熱いトランペットソロがあり高揚感に満ちた流れの中で最後は、人文字で定番の『SEIKA』を示して、まさに威風堂々とした盛り上げ締め。

今年度は、エルガーの名曲を題材にし続けて重厚な流れや優雅な聞かせ所に熱さも織り混ぜつつ品格も感じさせながら、さすが精華の技術力と表現力を示していたマーチングだった。

中学生の部で金賞を受賞して九州大会に推薦されていた木屋瀬中学校の吹奏楽部 出身の部員さんも精華で活躍していて、かっこよかった。さすが木屋瀬◎

表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう!


福岡大学附属大濠高校の吹奏楽部(66名)は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』を題材にしているようで部員の皆さんが、海賊のイメージの衣裳を着て出場。

ドラムメジャーの部員さんは、真っ赤な衣裳を着て鮮やかに存在感を示していた。

主に『マゼランの未知なる大陸への挑戦』を演奏しながら披露。

最初にドラムメジャーの部員さんが、船の舵輪を回して操作するような見せ場。

その後は、重厚な響きの演奏と共に隊列が活発な動きで多彩な展開。

バッテリーが力強く響いてシンバルによる勇ましいパフォーマンスが、かっこよかった。

ゆったりとした流れでメロフォンやサックスやオーボエが見事に響いていたようだった。

フルートソロやソプラノサックスの聞かせ所もあり、素晴らしかった。

終盤には、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の曲も織り混ぜていたようで勇壮な盛り上げ。

多彩なダイナミックなパフォーマンスを繰り広げていたドラムメジャーの部員さんが最後には、バトンから白くドクロが描かれている黒い旗を振って締めていた姿が勇ましかった。

今年度の福大大濠の吹奏楽部の吹連のマーチングは、主に『マゼランの未知なる大陸への挑戦』を演奏して、まじめに【吹奏楽でマーチングをしている】印象で勇壮な響きや海賊風のパフォーマンスが激熱だった。

表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう!


福岡県立 鞍手高校の吹奏楽部(40名)は、鮮やかな黄色いジャージを着て『輝く翼を広げて』という曲を演奏しながら披露。

軽快に始まって周回していき、トランペットやバッテリーが力強い響き。フルートやピッコロが、きれいに響いていた。

ゆったりした流れでの、サックスパートやクラリネットパートの響きが魅力的。

終盤のカンパニーフロントでは、優雅な雰囲気の演奏での盛り上げ。ドラムメジャーの部員さんが華麗なパフォーマンス。

きれいな響きの演奏の聞かせ所が印象深く、さわやかな雰囲気で清々しいマーチングだった。

表彰式では、銀賞を受賞。鞍手高校の吹奏楽部らしい良さを存分に示せた素晴らしいマーチングを披露お疲れ様でした。


福岡市立 福岡女子高校の吹奏楽部(30名)は、『OB-LA-Di,OB-LA-DA~Carpenters Forever』というタイトルで披露。

軽やかな動きで隊列が展開していき、軽快な演奏と共に周回。

トランペットやトロンボーンが力強く響いて、きれいにサックスやクラリネットが響いていた。

ドラムメジャーの部員さんが、舞うように華麗な動きのパフォーマンス。

ゆったりした流れでトロンボーンの見事なソロに、いろいろな楽器の演奏が加わっていく聞かせ所が魅力的。

終盤に『カーペンターズ・フォーエバー』の演奏でトランペットの見事なソロがあったり、軽快に盛り上げ締め。

かっこよくビートルズやカーペンターズの名曲を題材にしたメドレーで、さわやかな演奏の響きやパフォーマンスとなっていたマーチングだった。

表彰式では、金賞を初受賞おめでとう! 


高校以上の部の表彰結果

この日に向けて取り組んできた練習の成果を披露していた、いろいろな高校の吹奏楽部それぞれの良さがあって素晴らしかった。

魅力的なマーチングを披露していた全ての出場団体の皆さん、お疲れ様でした!