6月16日は、福岡国際センターで《第38回 福岡県マーチングコンテスト》を鑑賞。開会式を経て、まず中学生の部から開催されていた。
注目の地元の北九州市立 木屋瀬中学校の吹奏楽部（32名）は、『Celtic Carol』、『プロローグ マジェスティア』、『プロローグ キルクス』という３曲を演奏しながら披露。
ピッコロの部員さんと２人のチューバの部員さんによる見事なソリで、荘厳な雰囲気の始まり。
勇壮な演奏と共に外周を回っていき、存在感を示し続けるピッコロの響き。
イギリスのような雰囲気もあったり、バッテリーの響きも力強かった。
ドラムメジャーの部員さんが華麗な動きのパフォーマンス。
多彩な演奏と共に整然とした展開を次々に繰り広げていく隊列の動き。
熱いトランペットの響きやサックスの響きも印象深く、きれいにフルートやクラリネットも響いていた。
終盤に、ゆったりとしながらも堂々とした雰囲気のカンパニーフロントからのスピーディーな展開が魅力的な締め。
しっかりと聞かせ所があり隊列の展開と共に磨き上げられた表現で、見応えがあった勇壮なマーチングだった。
特にピッコロの部員さんの演奏が終始、印象深く素晴らしかった。
OBやOGの先輩方が見ていたら感心するかもしれない名演。さすが木屋瀬◎
表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう！
北九州市立高須中学校の吹奏楽部（55名）は、序盤に『ポセイドンの風』を披露。
勇壮な演奏でトランペットやトロンボーンの響きが熱く、ホルンも力強い響き。
外周を回りつつ、きれいにフルートやピッコロも響いて金管楽器や木管楽器それぞれ洗練された響きという印象。
さわやかに隊列を引っ張ったり、多彩なパフォーマンスを繰り広げるドラムメジャーの部員さん。
『海の男たちの歌』が始まると、トランペットやホルンのソリがあり魅力的な聞かせ所。
やがてコーラスが始まり、清々しい歌声が響き渡っていく。
力強くバッテリーが響くなど雰囲気が変わると終盤は、重厚な響きの演奏と共に海で力強く生きる男を表現するように勇壮な展開が繰り広げられ盛り上げ締めとなっていった。
きれいで聞き応えがある響きの演奏に隊列の動きが見事に組合わさり、海を題材にした世界観が見事に表現されていたマーチングだった。
表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう！
中間市立 中間南中学校の吹奏楽部（21名）は、華々しくトランペットが響いて『Fanfare for South Wind』の演奏で熱い始まり。
『トップ オブ ザ ワールド』の演奏と共に軽やかに外周を回っていき、さわやかなクラリネットやサックスやフルートの響きで、ほのぼのする雰囲気。
いい笑顔を見せつつ勇ましい動きのパフォーマンスを披露していく、ドラムメジャーの部員さん。
『青春の輝き』が始まると、きれいなピッコロのソロや力強いバリトンサックスのソロの聞かせ所。
次第に多くの楽器の演奏が続いていく流れが心を打つ聞かせ所で感動的。
きれいな演奏を響かせていた部員の皆さんが本当にキラキラしていて、まさに『青春の輝き』で美しい見せ場や聞かせ所となり素晴らしかった。
ドラムメジャーの部員さんが舞うように、優雅で華麗な動きのパフォーマンス。
終盤は、『カーペンターズ・フォーエバー ふたりの違い』を演奏しながら整然と多彩な展開を繰り広げていく隊列。
クラリネットパートやサックスパートの聞かせ所の響きも魅力的。
最後は、部員の皆さんが「サンキュー！」と大きな声でコールして元気いっぱいな締め。
カーペンターズの名曲を題材にして終始、さわやかで鑑賞していると心を洗われるような清々しさに満ちた大好きな表現のマーチングだった。
表彰式では、銀賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう！
『ウエスト・サイド・ストーリー』が題材の聞かせ所が好きで感動的だった福岡市立 西陵中学校の吹奏楽部（24名・銀賞）、『マゼランの未知なる大陸への挑戦』による勇壮な盛り上げが見事だった福岡市立 多々良中学校の吹奏楽部（43名・金賞）も、九州大会に推薦おめでとう！
中学生の部の表彰結果
