第64回 北九州吹奏楽祭:母校の九州国際大学付属高校の吹奏楽部などが出演 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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6月2日は、朝早くから北九州ソレイユホールで開催されていた《第64回 北九州吹奏楽祭》を鑑賞。




チケット


今までロビーで販売されていたパンフレットが今年は、無料で配布されていた。

母校の九州国際大学付属高校の吹奏楽部(49名)は、『吹奏楽のための「海の詩・風の詩」』を披露。今年の定期演奏会のプログラムからの再演。

荘厳な雰囲気の始まりから重厚な雰囲気の流れへ。トランペットやトロンボーン、ホルンやユーフォニアムも力強い響き。

ステージ右端では、コントラバスを弾いて低音を響かせていく部員さん。

ゆったりした流れで、きれいなソプラノサックス、クラリネット、フルートやピッコロの響き。

ピアノの演奏が加わるとコーラスが始まり部員の皆さんの歌声が響いていき、清々しい雰囲気。

スネアドラムが響くとトランペットも続き、着実に歩み始めていく前向きな雰囲気を感じさせる印象。

ゆったりと広がっていくように穏やかな響きで熱さも感じさせながらの終盤の盛り上がりは、心を打つ聞かせ所。

東日本大震災への鎮魂と復興への思いがテーマになっている曲。

その思いを部員の皆さん受け取りメッセージ製がある演奏を通して表現していた姿や響きが、さわやかで感動的な名演だった。

きれいにフルートパートの部員さんの演奏も響いていて素晴らしかった。コントラバスを弾いて低音を響かせていた部員さんも、かっこよかった。

トロンボーンパートの部員さんの力強い響きも印象深く好き。

北九州市の木屋瀬中学校の吹奏楽部 出身の部員さんも見事に活躍していて、さすが木屋瀬◎

母校の九州国際大学付属高校の吹奏楽部の皆さん。
定期演奏会からの再演で吹奏楽祭でも魅了ありがとうございました、お疲れ様でした!


東筑高校の吹奏楽部(45名)は、『海の男達の歌』を披露。若い先生がフレッシュな雰囲気で指揮をしていた。吹奏楽部 出身のOGさん?

パーカッションの部員さんがオーシャンドラムで波の音を鳴らして、海の雰囲気を感じさせるように始まる曲。

勇壮で軽快な演奏を経て雰囲気が変わり、ゆったりとした流れでのユーフォニアムの部員さんの穏やかな響きやオーボエの部員さんのソロの響きが魅力的で素晴らしかった。

ホルンが力強く響いて終盤の重厚な盛り上がりとなっていく流れは、たくましく海に生きる男達の姿を見事に表現していた勇壮な響きで迫力があった。

きれいにフルートパートの演奏も響いていてコントラバスを弾いて低音を響かせていた部員さんも、かっこよかった。


北九州市立高校の吹奏楽部(61名)は、木屋瀬中学校や緑丘中学校の吹奏楽部の顧問だった𡈽谷先生が指揮をされていて驚いた。

演奏曲は、『ブリュッセル・レクイエム』を披露。

クラリネットのソロで始まり、ゆったりした流れでのソプラノサックス、それを断ち切るようなトランペットのテクニカルな響き、荒々しい流れでのシロフォンやマリンバの聞かせ所も見事。 

コントラバスは、2人の部員さんが弾いて低音パートの響きも強力。

ゆったりした流れでの穏やかなユーフォニアムやクラリネット、フルートの響きが心を打つ聞かせ所。

終盤の重厚な響きの熱い盛り上げの流れも、聞き応えがある演奏だった。


星琳高校の吹奏楽部(30名)は、『三つのジャポニズム』を披露。部員の皆さんが淡い紫色のようなジャケットを着ていて、さわやか。

ゆったりした中盤の流れでのソプラノサックス、クラリネット、フルートの聞かせ所の響きが見事。

終盤にパーカッションで和楽器が響いて軽快な流れ。トランペットやトロンボーンも響いて力強さが増していき、和の雰囲気で疾走感があり迫力がある演奏だった。

きれいに響かせていたフルートパートやコントラバスを弾いて低音を響かせていた部員さんも、かっこよかった。


洞北中学校の吹奏楽部(42名)は、『KA-GU-RA for Band』という曲を演奏。

序盤から和の雰囲気で軽快な流れ。和楽器を演奏していたパーカッションの部員さんが勇ましい動きと響きで、かっこよかった。

ゆったりした流れで、クラリネットやサックスやフルートが響いていた。

終盤の情熱的な雰囲気での盛り上げも見事で序盤から和の雰囲気で多彩な表現が続いていて、かっこよく聞き応えがある響きの演奏だった。


八幡南高校の吹奏楽部(46名)は、『セルゲイ・モンタージュ』を披露。部員の皆さんが、赤に近い濃いピンク色のジャケットを着ていてステージ上で華やかな姿。

何度か似た流れを繰り返すようにして、ゆったりとした始まりから力強さを増していき穏やかな流れも織り交ぜて、それぞれで上品な雰囲気。

クラリネット、フルートやピッコロ、ソプラノサックスの聞かせ所があったようで、きれいな響き。

ピアノを弾いていた部員さんの演奏も鍵盤の音色が力強く美しく響いて、印象深く素晴らしかった。

フルートの部員さんのソロもあって、きれいに響き渡っていた。

終盤に重厚な響きとなっていきながらも、続いていく上品な雰囲気。

情熱的でありながらも気品に満ちあふれるように、優雅な盛り上げ締め。

全てが美しく聞き応えがあり、とにかく【きれい】で鑑賞していて楽しく記憶に残る名演だった。

フルートパートの部員の皆さんの演奏も終始、素晴らしい響きで印象深かった。あの響きは、努力の結集の輝かしい成果。八幡南のフルートパートの部員の皆さんは、名演奏者◎

コントラバスは2人の部員さんが弾いて低音パートも強力で、かっこよかった。


北九州交響吹奏楽団(38名)は、ショスタコーヴィチの『交響曲第5番』を披露。

重厚な響きで、どの楽器パートの演奏も見事。フルートなどの高音の響きも、コントラバスやチューバなどの低音の響きも強力な印象で、よく聞こえていた。

この曲を吹奏楽編成で選曲して演奏するのは、すごい事。クラシック音楽を鑑賞するのが好きな観客の期待にも応えてくれたようで、壮大な響きで聞き応えがある演奏だった。

この名演も鑑賞できて、この日の北九州吹奏楽祭に来て良かったと思う。


北九州吹奏楽祭には、北九州市内の各地から中学校や高校や大学の吹奏楽部と吹奏楽団が来場して、それぞれの良さがあり、朝早くから夜遅くまで北九州ソレイユホールで存分に鑑賞できて充実した演奏会だった。

出演団体の皆さん。
この本番に向けて取り組んできた日頃の練習の成果を披露して、かっこよく楽しく美しく感動的な響きで観客を魅了ありがとうございました、お疲れ様でした!

帰りに見た小倉の夜景