母校の九州国際大学付属高校の吹奏楽部:第28回 定期演奏会 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

3月30日は、母校の九州国際大学付属高校の吹奏楽部が若松市民会館で開催した《第28回 定期演奏会》を鑑賞。



美術部がイラストを描いている鮮やかな看板。


ロビーの光景。

いろいろな団体からの祝電















入場無料で、当日に配布されていた入場整理券。


全席自由席で先着順の席取りで右寄りの席を確保して、この位置から鑑賞。


パンフレット


〈1st stage〉は、シンフォニックステージで部員の皆さんが制服姿で出演。

1曲目では、『アルセナール』を披露。

トランペットやトロンボーンが力強く響いて始まり、規則正しいリズムで木管楽器が中心の流れ、金管楽器と共に響き合っていく流れ、それぞれ爽やか。

きれいにフルート、クラリネット、サックスパートの演奏も響いていた。

ステージ端では、かっこよく1人の部員さんがコントラバスを弾いてチューバの部員さんと共に低音を響かせていく演奏。

上品な雰囲気のマーチで盛り上げて、華々しく定期演奏会の開演を飾ったオープニング曲だった。

演奏の合間には、放送部の部員さんが司会を担当して、朗らかに曲紹介をする進行をしていた。


2曲目では、『行進曲「勇気の旗を掲げて」』(2024年度 吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ)を披露。

陽気な雰囲気で軽快な楽しい雰囲気のマーチ。ピッコロの部員さんのソロが、かっこよかった。

3曲目では、『フロンティア・スピリット』(2024年度 吹奏楽コンクール課題曲Ⅳ)を披露。

ゆったりした雰囲気の流れとなっていき、トランペットやユーフォニアムの聞かせ所。

着実に歩んで前に進んでいく意志を感じさせるようで、大らかな雰囲気のマーチの演奏だった。


4曲目では、『吹奏楽のための「海の詩・風の詩」~東日本大震災の追悼・復興を願って~』という曲を披露。

荘厳な始まりから序盤は、悲しみと鎮魂歌のような雰囲気。

ゆったりした流れでヴィブラフォンやグロッケン、ピアノによる聞かせ所があったようで印象深い。

きれいにソプラノサックスやクラリネットやフルートが響いていた流れもあり、中盤にコーラスが始まって清々しく響き渡る歌声。

スネアドラムの響きで前向きに進んでいく意志が感じられ、終盤にキラキラした雰囲気で力強く盛り上がっていく流れが心を打つ響き。

この選曲を定期演奏会に向けて決めてから今年の年始に、能登半島地震が発生したとの事。

西村先生の指揮の動きにも熱が入っていて、曲名で示されている東日本の東北地方や能登半島の復興を部員の皆さんが願う思いが、響きに乗せて伝わってくるようで感動的な演奏だった。


休憩中には、ステージ上に大型スクリーンが設置されて画面で部員の皆さんが出演しているテレビCMのパロディが次々に上映されていく。

高須クリニック、ホットペッパービューティー、健康食品の世田谷育ちのグルコサミン、フードデリバリーのウーバーイーツ、メガネのOWNDAYS、何かチーズの食品、防虫剤のムシューダ、日清のラーメンやUFOの焼きそばなどの麺類。

このCMのパロディ映像は、毎年の定期演奏会の休憩中に流しているようで見た事があるCMを見事に再現している力作で今年も笑えて、おもしろかった。


〈2nd  stage〉は、音楽と朗読のステージ。部員の皆さんの衣裳が軽装になり頭に帽子を着用して出演。

最初にステージ右端で男性の先生?が、大きな本を読み始めるような演出。

ステージ上には、草など風景のイメージの大道具が設置されて雰囲気を作り上げていた様子。

この本の題名が、マックス・ルケードさん作の『たいせつなきみ』

その本を朗読していくような声がスピーカーで流れていく合間に、その場面を表現するような曲がステージ上で演奏されてストーリーが進んでいく。


自分に自信が無かった主人公が、前向きに生きられるようになっていくストーリーを朗読と演奏の両方で表現していき、心暖まる内容のプログラムだった。


〈3rd stage〉は、ポップスステージ。部員の皆さんが黒いTシャツを着て楽器パート別に色が違うバンダナを着用して出演。

そしてOBやOGの先輩方も出演していたようでステージ上で、たくさんの演奏者の皆さんによる披露。

1曲目では、『ディズニー・プリンセス・メドレー』を披露。

『美女と野獣』で始まっていく所が好き。軽快、ゆったりとディズニーの名曲の数々がメドレーで連なっていく。

トランペットやトロンボーン、ホルンも印象深い響き。きれいにフルートやクラリネット、サックスも響いていた。

『ホール・ニュー・ワールド』の最初にユーフォニアムのソロがあり、魅力的な聞かせ所。

いろいろなディズニー映画の名作の、名曲の数々を聞けて楽しかった。


〈3rd stage〉で演奏の合間には、クラリネットパートとトロンボーンパートの2年生の部員さんが司会者になり、元気に曲紹介をして進行。

指揮も、数人の学生指揮者の部員さんが交代しながら担当して頼もしい姿を見せていた。


2曲目では、SEKAI NO OWARIの『最高到達点』を披露。

アニメ『ONE PIECE』の主題歌で軽快な演奏。フルート男子の部員さんのソロがあり、かっこよかった。


3曲目では、ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』の曲を披露。この時に何か実施。

ロボットのイラストに赤いリボンが描かれているチケットを持っている観客には、開場した時の入口でコインが配布されていた。

自分のチケットには、赤いリボンが描かれていないので対象外という事で、どうなるのか様子見。
ステージ上で演奏が始めると、ゲームを再現するようにマリオとルイージの姿になっている部員さんが登場して「コインを集めよう!」という事になり、客席を回っていくと観客からコインを受け取りコイン型のチョコレートと交換していた様子。

コインの回収が終るとマリオやルイージの姿の部員さんがステージに戻り、ゲームクリアという雰囲気。

開場前から趣向を凝らした、観客参加型のサービス演出で盛り上げていた演出だった。


4曲目では、『ケセラセラ』を披露。

去年にMrs. GREEN APPLEが日本レコード大賞を受賞したヒット曲。

吹奏楽の編成でも魅力的な響きで、暖かみがある雰囲気の名曲だった。


5曲目では、『野球応援メドレー』を披露。

ステージ上には、両サイドにまで広がって応援団やチアリーディング部の部員の皆さんが横列に並び吹奏楽部と共演。

野球応援の定番曲の『エル・クンバンチェロ』で始まり、『アフリカン・シンフォニー』が続いていく。


『紅』は、九州国際大学付属高校の野球応援で特に好き。

ゆったりとした始まりから情熱的な響きで盛り上がっていく。情熱的なトランペットの響き。

応援団の団員さんが勇ましい姿で声を出しつつ応援していき、手先まで洗練された動き。

そして背中の向きに床まで迫るように反るような、伝統のダイナミックな動きが見事。

中央で応援を引っ張っていく団長さん、その周囲やステージサイドで共に応援を繰り広げていく団員さんの勇ましい姿。

軽やかに動いているチアリーディング部の部員の皆さんの、左右で水平にポーズを決めるような動きのパフォーマンスも特色で華麗な姿で、かっこいい。

球場で活躍する、野球部の選手の皆さんの姿も思い浮かぶようだった。

特に好きな『紅』の野球応援を目の前で鑑賞できて吹奏楽部、応援団、チアリーディング部の部員の皆さんが、かっこよ過ぎて感動。やっぱり母校の九国の『紅』は、最高だった。

『サウスポー』や『サンバ・デ・ジャネイロ』の野球応援も盛り上がって素晴らしかった。


続いて『新・野球応援』という事で、いろいろな応援曲を次々に披露。

『銀河鉄道999』も大好きな曲で、魅力的な野球応援のパフォーマンス。

吹奏楽部部員さんが殺気していたらしい『チャンステーマ』の演奏もあり、勇壮な雰囲気。

去年の夏の全国高校野球で、甲子園球場に野球部の応援に行って聞けた時の事を思い出せて良かった。

あの夏に野球部の選手の皆さんの活躍の後押しを続けていた曲は、定期演奏会で目の前で鑑賞しても勇ましさに満ちて最高だった。


アンコールのような流れになると『シロクマ』を吹奏楽部が演奏、引き続き応援団やチアリーディング部と共演による盛り上げ締めで終演。

たくさん目の前で鑑賞すると、やっぱり自分の母校の九州国際大学付属高校の吹奏楽部、応援団、チアリーディング部による野球応援が、一番かっこよく感じて愛校心が高まった。みんな最高◎

野球応援の時に応援団やチアリーディング部が、どんな動きをしているのか分かったりもして興味深かった。

あの勇ましい制服姿で伝統を受け継いできて威風堂々とした姿で応援を引っ張っていく応援団、カラフルな衣裳でポンポンを使って華やかな姿ながらも力強い動きで応援するチアリーディング部それぞれ良かったと思う。

今年の夏の全国高校野球にも、甲子園球場に行って吹奏楽部と応援団とチアリーディング部の野球応援を見届けながら応援したい。

いい選手が多いので、きっと大丈夫だろう。期待しているので夏の甲子園に向かって全員全力でベストを尽くして頑張ろう野球部!


定期演奏会は、聞き応えがある響きの演奏、心暖まる朗読と音楽のステージ、多彩なパフォーマンス、勇壮な熱い野球応援メドレーで楽しめて愛校心が高まった。

きれいにフルートやピッコロの演奏も響いていて素晴らしかった。コントラバスを弾いて低音を響かせていた部員さんも、かっこよかった。

木屋瀬中学校の吹奏楽部 出身の部員さんも、見事に活躍していた。さすが木屋瀬◎

母校の九州国際大学付属高校の吹奏楽部の皆さん。
今年も行って良かったと思わせてくれた魅力的な定期演奏会を開催ありがとうございました、お疲れ様でした!