福岡県警察音楽隊:第59回定期演奏会 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

2月3日は、福岡県警察音楽隊がアクロス福岡の中にある福岡シンフォニーで開催した《第59回 定期演奏会》を初鑑賞。 






前から11列目の指定席で、よく見えていた。豪華な造りで立派なホール。









パンフレット



〈第一部〉の1曲目では、『ファンファーレ「天と大地からの恵み」』という曲を披露。

始まりと共にステージ上の左右からカラーガード隊の隊員の皆さんが入場してくると、演奏に合わせてフラッグを使って彩り。

中央で、ドラムメジャーの隊員さんがバトンを使った華麗なパフォーマンスで、かっこいい。

ゆったりした流れで始まった演奏は、勢いを増していき力強い雰囲気に発展。

勇壮な響きとパフォーマンスの両方で観客を魅了、華々しく開演を飾っていたオープニング曲だった。


2曲目では、ホルスト作曲の『吹奏楽のための第一組曲』を披露。

低音が響いて始まり荘厳な雰囲気の第1楽章『シャコンヌ』、軽快に発展していく第2楽章『インテルメッツォ』、きれいな聞かせ所や緩急も織り混ぜつつ重厚な響きで盛り上げて締める第3楽章『マーチ』が、一気に連なっていく流れ。

トランペットやトロンボーン、ホルンも力強く響き渡っていた。

好きな吹奏楽の名曲で、どの楽器の響きも見事で鑑賞していて楽しかった。


3曲目では、『この道』を披露。北原白秋 作詞、山田耕筰 作曲の日本の名曲。

一気に雰囲気を変えて日本の童謡で、懐かしさを感じさせてくれた響きの演奏だった。


続いて『スペシャル・フラッグオンステージ』という3曲をメドレーにして演奏しながら、カラーガードも披露していく演目。

それぞれの演奏曲に合わせて、カラーガード隊の隊員の皆さんが衣裳を早着替えをして3種類の衣裳で披露も見所となっていた。

1曲目では、ディズニーシーのアトラクションで使用されている『コンパス・オブ・ユア・ハート』という曲の演奏に合わせて、キラキラした衣裳で華麗なカラーガード。

2曲目では、『スカイ・ハイ』の演奏に合わせて黒地に白い彩りが入ったようなクールな雰囲気の衣裳で、躍動感があるパフォーマンス。

『ワタリドリ』では、紫色の衣裳だったようで軽やかな動きのパフォーマンスで彩り、盛り上げていた。


休憩明けの〈第二部〉は、ゲスト出演の熊本県警察音楽隊と共演。

1曲目では、スパーク作曲の『オリエント急行』という曲を披露。

笛を吹くなど、鉄道を思わせる演出もあったようで軽快で躍動感があった演奏だった。

2曲目では、『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』を披露。

荘厳な雰囲気で始まり、神話の世界観が躍動感がある響きや繊細な聞かせ所で表現されていく。フルートの響きも見事。

和の雰囲気の響きで、聞き応えがあった吹奏楽の人気曲だった。


『東京ブギウギ』は、NHKの朝ドラの題材にもなっている笠置シヅ子さんの名曲。

軽快な演奏でサックス、トロンボーン、トランペットの聞かせ所があったようで、かっこよかった。

YOASOBIの『アイドル』の演奏もあり、カラーガードの華やかな彩り、トランペットやトロンボーンの隊員の皆さんによる後方からの声出しの熱い盛り上げもあった。


〈第二部〉の最後ほ、『ミュージカル「エリザベート」セレクション』を披露。

好きな名作ミュージカルの名曲メドレーに合わせて、カラーガードの隊員の皆さんが多彩なパフォーマンスで彩り。

中盤には、演奏していた音楽隊の数人の隊員さんが立ち上がると隊列を形成してステージ上を行進したり、カラーガード隊と共に息を合わせた動き。

そして音楽隊の隊員の皆さんがフラッグを使ってカラーガードに挑戦していた見せ場があり、驚きながらも見ていて楽しかった。

いつも演奏に専念している隊員さんが、カラーガードの隊員さんのパフォーマンスの表現を理解できたようで、いい体験になったのでは?

難しそうなカラーガードに果敢に挑戦していた音楽隊の隊員の皆さんが、かっこよかった。

この演目は、好きなミュージカル『エリザベート』の名場面を思い出せたようで、鑑賞していると感動的で素晴らしい演奏やカラーガードのパフォーマンスだった。


これで終演とならずアンコールの流れになると1曲目では、何か軽快で重厚な吹奏楽曲を演奏していたようで盛り上げていた。

2曲目では、『また逢う日まで』を軽快に演奏。

カラーガード隊の隊員の皆さんが何か文字パネルを持ってきて登場。

示した文字列が『見逃さない! 飲酒運転110番』と『電話で「お金」は全て詐欺』だったかな。しっかり警察音楽隊としての役割を果たしていたパフォーマンス。暖かみがある響きによる盛り上げ締めで終演。

ステージ上に福岡県警と熊本県警の音楽隊やカラーガード隊の隊員の皆さんが整列して、やりきったような充実感が伝わってくる姿も良かった。晴れやかな表情で観客に手を振っていた。

福岡と熊本の県警の大きなキャラクターが姿を見せて、大きな体で注目を集める存在感。

お腹の部分に信号機の形の3色の電飾があり光らせていたようで、凝った作りだった。


福岡県警察音楽隊の演奏は、博多どんたくなどイベントで何回か聞いた事があり定期演奏会は、初鑑賞。

魅力的な選曲で聞き応えがある響きの演奏、多彩で華やかなカラーガードのパフォーマンスで、たくさん好きな曲を聞けて楽しく感動的だった。

フルートやピッコロやオーボエの隊員さんの、きれいな響きも素晴らしかった。

どの楽器の演奏も洗練されていて力強いトランペットやトロンボーンやホルンの響き、ユーフォニアムやサックス、クラリネット、チューバの響きも魅力的。

バスクラリネットを吹いていた隊員さんの演奏の響きも、印象深かった。

カラーガード隊の隊員の皆さんのフラッグを使ったりなど軽やかな動きでの、多彩なパフォーマンスも見事だった。

ゲスト出演の熊本県警察音楽隊は、カラーガードの隊員さんも演奏に参加してフルートやホルンを吹いていた隊員さんが、かっこよかった。


福岡県警察音楽隊、共演した熊本県警察音楽隊の皆さん。

親しみやすい選曲による演奏とパフォーマンスで魅了してくれた定期演奏会を開催ありがとうございました、お疲れ様でした!