福大大濠の吹奏楽部のマーチング発表会:アクシオン福岡 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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12月5日は、福大大濠の吹奏楽部が福岡市博多区にあるアクシオン福岡(福岡県立スポーツ科学情報センター)で開催した今年度のM協マーチング『BLOOD』の発表会へ。


到着したのが19:45分頃で、公開練習も少しだけでも見られて良かった。

緊張感がある雰囲気の中で部員たちが、懸命に表現力を磨き上げていた光景が興味深かった。

本番の発表会までの準備時間中に動きを確認するような部員さんの姿もあり、もっと完成度を高めようとする向上心が伝わってくるようで清々しかった。

部員さん1人1人の努力の結晶が集まり、大濠の輝かしいマーチングを作り上げている。


20:00から本番のマーチング発表会という予定。直前までの待機時間が長く、静寂に包まれた会場内でフロアの部員たちとスタンドから見守る観客が緊張感を共有していた。

いよいよ発表会の時間になると部長さんが挨拶をして『BLOOD』のマーチングに対する思いや意気込みを語っていた。



開演してマーチングが始まると先輩方から受け継いできた伝統が、血液が流れるように表現されて聞き覚えがあるような曲も演奏。

黒い衣裳を着て力強い演奏を響かせていく部員たち。リズミカルな打楽器の響きが、規則正しい脈拍の音のように聞こえる。

指揮台に上がっている顧問の岡先生も、部員たちのように黒い衣裳を着て張り切って雰囲気を作り上げていた。

赤い衣裳を着ているカラーガードの部員たちは、躍動する赤血球のように鮮やかにフロアで存在感を示して効果的に彩り。

ソプラノサックスの部員さんの聞かせ所があり、魅力的な響き。

きれいにフルートやピッコロを響かせていた部員さんの演奏も素晴らしく、暖かみを感じさせる流れもあった。

活発に動きながら美しく響かせていく大濠の勇ましいフルートパートも、かっこいい。

力強く低音を響かせて重厚な演奏を作り上げていく、チューバパートの部員たちも重要な存在感で最高。

大小の布の赤い色彩が終始、このマーチングのメッセージ性を示し続けていたように見えた。

ある流れの時は、部員たちが赤い布を持って力強いアクション。またある時は、細く長い赤い布で部員たちが結ばれていく事で絆のような暖かみもあった。

終盤に巨大な赤い布が血管のように伸びていき、隊列が巨大な生命体のように見えて壮大な見せ場。

最後は、部員たちが熱さを極め尽くしたパフォーマンスで締めとなっていた。


直訳すると血を意味する『BLOOD』をテーマにして、躍動感と暖かみがある演奏やパフォーマンスを情熱的に表現して、部員たちの意気込みも伝わってくるようだった。さすが大濠、かっこよかった。

顧問の岡先生も挨拶をして、全国大会に向けて気持ちが高まっていたようで部員たちに向けて暖かい言葉を贈っていた。


このマーチングを目の前で見るのは、この日が最後という事で感動もあった。

アクシオン福岡に大濠のマーチング発表会を見に行くのは、毎年の恒例行事。

JRや西鉄バスを乗り継いで、急いで遠路はるばる今年も行って良かった。


福大大濠の吹奏楽部の皆さん。
今年度も、マーチング発表会でも魅了ありがとうございました、お疲れ様でした。

あの表現力なら、きっと大丈夫と思うので全国大会でも頑張ってください!

ありがたい貴重なグッズの大濠ステッカー◎

帰りにアクシオン福岡がある丘の上から見た、きれいな福岡空港の夜景。