スーパートップバンドコンサート in 北九州 2023 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

12月3日は、北九州メディアドームで開催された《スーパートップバンドコンサート in 北九州 2023》を鑑賞。


これは、福岡県の内外から多数の団体が勢揃いで出演していた音楽イベント。


中に入ると、もう既に開場待ちの観客の列。フロアで順番に団体が演奏やパフォーマンスを確認していき、公開リハーサルのようで興味深い光景。

その観客の背後をリハーサルを終えた団体が通っていき、目の前を地元の北筑高校の吹奏楽部の部員たちも通ってオーラがあり、かっこよかった。

大型ビジョンに立派なタイトル表示。

入口の所に出演団体を描いた大きなイラストパネルが展示されていて、ほのぼのする雰囲気。

BEPPU♨️Anba in “Blue Birds”のトラックも展示されていて、かわいらしいデザイン。

パンフレット





最初の出演団体は、北九州市消防音楽隊。

まずジョン・ウィリアムズ作曲の『ロサンゼルスオリンピック・ファンファーレ』を演奏して、華々しく開演。

続いて、後方の大型ビジョンに歌詞が表示されながら北九州市の市歌を軽快に演奏。

この後は、プログラムに表記されている1曲目の『ハロー・ファイアマン 神戸市消防行進曲』を演奏。

サイレンが鳴ったりしながら、規則正しいリズムで軽快に演奏。

カラーガード隊のキタキューティーズが、赤と青と白で彩られたフラッグを使ってパフォーマンスを披露。

隊員さんが投げ渡したフラッグを、隣の隊員さんがキャッチするダイナミックなテクニックもあり。

選曲と響きや見せ場で、見事に消防音楽隊をアピールしていた演奏だった。


続いて『シング・シング・シング』を披露でスウィング・ジャズの名曲を、こちらも軽快に演奏。

力強くドラムが響き、トランペットやクラリネットの隊員さんのソロの聞かせ所が決まって、かっこよかった。


続いて『Show me your firetruk FROM BACKDRAFT』を披露。消防士を題材にしている映画の曲。

情熱的な雰囲気の演奏に合わせてキタキューティーズの隊員たちが、金色の彩りが入った赤いフラッグを使って炎をイメージするようなパフォーマンス。

その後は、水で消火をイメージするように白や水色のフラッグによる多彩なパフォーマンス。

こちらの曲でも、演奏とパフォーマンスの両方で鮮やかに消防をアピールしていた。


最後は、北九州市で毎年夏に開催されている『わっしょい百万夏祭り』の曲『燃えろみんなの北九州』を披露。

隊員さんが和太鼓を叩いて躍動感がある響き。その演奏に合わせてキタキューティーズの隊員たちが、赤いフラッグで彩りつつ踊りのように軽やかな動き。

最後には『祭』と書かれている、うちわを使ったり「わっしょい!」と言う声出しもあったり心熱く祭りの雰囲気で盛り上げ締め。

こちらの曲では、しっかり北九州市をアピールしていた。

今回の出演のプログラムの演奏曲でも、フルートやピッコロ、オーボエの隊員さんの演奏の響きも素晴らしかった。

カラーガード隊のキタキューティーズの、多彩で華麗なパフォーマンスも見事で精華女子高校の吹奏楽部 出身の隊員さんも活躍していて、かっこよかった。

個人的に北九州市消防音楽隊の演奏やパフォーマンスの今年の鑑賞は、このイベントが最後という事で、お疲れ様でした。

今年も各地でのイベント講座で魅了、ありがとうございました。

また来年の活動と3月に開催される定期演奏会を楽しみにしているので、頑張ってください!


北九州市立 若松中学校の吹奏楽部は、今年度のマーチングコンテストでの演目だった『フランスの風』というタイトルで披露。

フランス国歌の『ラ・マルセイエーズ』の演奏で始まると『オー・シャンゼリゼ』が続いて優雅な雰囲気。

終盤からは、アルトサックスの聞かせ所があった『愛の讃歌』を演奏して。ゆったりした流れから軽快に盛り上げて締め。

タイトル通り、北九州メディアドームをフランスの風が吹き抜けていったような華麗な演奏とパフォーマンスだった。


地元の北九州市立 木屋瀬中学校の吹奏楽部は、今年度のマーチングコンテストでの演目だった『銀河鉄道』を披露。

上半身が黄色とオレンジ色でグラデーションのようになっているマーチング衣裳のジャージが、おしゃれなデザイン。

華々しくトランペットやバッテリーが響いて始まると、軽快な演奏に合わせて周回。

先頭を堂々と進んで隊列を引っ張り、華麗なバトンによるパフォーマンスを披露するなど勇ましい姿のドラムメジャーの部員さん。

ゆったりした流れでのサックス、クラリネット、フルートなどが、きれいに響き合って心を打つ演奏。

高揚感に満ちた終盤の流れの演奏と共に勢いよく整然と隊列が展開していき最後は、木屋瀬中学校から近い地元の星ヶ丘をアピールしながら『銀河鉄道』の雰囲気も表現するように、隊列で示される星の形。

「ヤー!」と言う元気な声出しと共に部員さんが正面の斜め上を指で差して、銀河鉄道の終着点で星を指差すように勇壮な締め。

北九州メディアドームでも木屋瀬中学校の吹奏楽部の部員たちが今年度のマーチングを披露していた姿は、かっこよく目の前で鑑賞していると感動が大きかった。

きれいにフルートが響いていて、サックスの響きも印象深く好き。

木屋瀬中学校の吹奏楽部の皆さん。
北九州メディアドームでも堂々とマーチングを披露お疲れ様でした!


北九州市立 志徳中学校の吹奏楽部は、『BENOIT JUTRAS Selection』というテーマで披露。『シルク・ドゥ・ソレイユ』に登場する曲をショーにした、との事。

帽子や勇ましいマーチング衣裳を着用して重厚な響きの演奏、力強いバッテリーの響きが最高。

ピッコロを二人の部員さんが吹いていて、二人同時にフルートに持ち替えて吹いていた流れもあったり高音も力強く、きれいな響きで見事だった。

サックスパートも聞かせ所があったようで、魅力的な響きの演奏。

カラーガードの部員たちのパフォーマンスも多彩でリボンのような長い布も使ったり、両手に華やかなフラッグを翼のようにして持って蝶が舞うように動いていたり、優雅で素晴らしかった。

終盤には、何か不思議な雰囲気の声出しがあったり力強い盛り上げ。

中央でカラーガードの部員さんが、高々と星を掲げて華麗に締めていた。

演奏、カラーガードそれぞれ見事で志徳中学校の表現力の高さを実感しながら存分に楽しめたマーチングだった。

志徳中学校の吹奏楽部の皆さん。
見応え・聞き応えがあった演奏やパフォーマンスで鮮やかに観客を魅了、お疲れ様でした!


熊本県から来場の慶誠高校の吹奏楽部は、『Puzzle~幸せの1ピースを求めて~』というテーマで披露。

重厚な演奏、ゆったりとした聞かせ所の演奏も見事でカラーガードのフラッグにもパズルが描かれていたり、パズルをイメージさせる多彩なパフォーマンス。

大きな双眼鏡で遠くを見て何か探す様子のパフォーマンスもあり、ほのぼの。

終盤には、部員たちの早着替えがあったようで、一気にカラフルな衣裳になって華やかな雰囲気。

フロアに然れていた白や灰色のパズルも、カラフルになっていった。

華やかな色合いのパズルの完成を通して、何か達成感やテーマの幸せを見つけられた事を表現していたように見えた清々しいマーチングだった。


福大大濠の吹奏楽部は、『BLOOD』というタイトルで披露。

演奏する部員たちが黒や赤い彩りの衣裳で、カラーガードの部員たちが真っ赤な衣裳を着用。

指揮台に上がった先生も、演奏する部員たちのように黒い衣裳を着て雰囲気を作り上げていて張り切っているように見えた。

重厚な響きの演奏でバッテリーも力強く、ピットの響きも魅力的。

ソプラノサックスの聞かせ所もあったり、きれいにフルートやピッコロも響いていた。

真っ赤な衣裳のカラーガードの部員たちが躍動する赤血球のようだったり、脈拍を思わせるような演奏の響きも聞こえていたり、隊列が巨大な生命体のように見えていた。

赤く細い布が伸びていくと部員たちが結ばれていくようなパフォーマンスは、血縁や絆で結ばれていくような暖かみを感じた。

終盤の盛り上がりで巨大な血管がエネルギッシュな心臓に直結していったようで最後は、集合体となった部員たちによる心熱いパフォーマンスで締め。

血を意味する『BLOOD』で身体的に血管や心臓を思わせる躍動感、精神的な絆を思わせるような暖かみの両方を壮大な演奏とパフォーマンスで表現していたように見えていた。

目の前で鑑賞していると福大大濠の吹奏楽部のマーチングの表現力の高さを存分に実感できて、すごい迫力だった。


大分県から来場のBEPPU♨️Anba in ‘Blue Birds!’は、『UNITE』というテーマで披露。

ソプラノサックスのソロが響いて始まると重厚、軽快な演奏。バッテリーやピットの響きも魅力的。

ゆったりした流れもあったり、きれいにフルートやピッコロも響いていた。

カラーガードも多彩で花柄のフラッグも使っていたようで、きれい演出。

演奏の響きもパフォーマンスも爽やかで、暖かみを感じさせてくれたマーチングだった。

ソプラノサックス、フルートやピッコロのメンバーさんが印象深く、かっこよかった。


そして、もう1曲を披露。軽快な演奏が始まって何の曲かと思っていたら、ファレル・ウィリアムスの『Happy』だった。

これは、大好きな名曲なので楽しかった。演奏やパフォーマンスを披露していたメンバーさんも楽しそうで良かった。


FUKUOKA  DreamScouts Performance corpsは『Vampire ― Beautiful Blood』というテーマで披露。

序盤は、ベートーヴェンの『月光』を演奏していたようで荘厳な雰囲気。ピットの響きも魅力的だった。

重厚な響きの演奏や隊列の展開、華麗なパフォーマンス。

中盤にエルヴィス・コステロのバラードの名曲『She』の演奏でトランペットのメンバーさんのソロがあり、見事な響きで感動的な名演。この聞かせ所が好きで、感動的な名演。

ヴァンパイアの恋を表現しているそうで終盤には、男女のメンバーさんが熱愛という感じで演じていくパフォーマンスも好き。

この日も目の前で鑑賞していると、ほのぼのして楽しかった。

選曲と演奏の響きやパフォーマンスの全てが魅力的で、華麗にヴァンパイアの恋を表現していたマーチングだった。


NARAGAkU Marching Bandは、『逃亡者Ⅱ~since2016~』というテーマで披露。

フロアに牢屋のように檻があり、囚人のような役を演じる部員たちがオレンジ色の衣裳を着て、看守のような役を演じる部員たちが制服を着ていた。

重厚、軽快、聞かせ所がある演奏や隊列の展開と共に、牢獄の周囲で繰り広げられる趣向を凝らしたパフォーマンスも見事。

カラーガードの部員たちの多彩なパフォーマンスも華麗で、躍動感があった。

終盤も想像以上の展開で、壮大なパフォーマンスによる締めとなっていた。

奈良学園大学のマーチングは、今まで動画で何回も見た事があって実際に見たのは、この日が初めて。

目の前で鑑賞していると驚く事ばかりで迫力があり、すごいマーチングだった。


最後は、出演団体や北九州市内の学校の吹奏楽部が勢揃いして合同演奏。

北九州市消防音楽隊、若松中学校、木屋瀬中学校、志徳中学校、THE KNIGHTS Drum and Bugle Corps、慶誠高校、地元の北筑高校、東筑紫学園高校の吹奏楽部が勢揃い。

演奏曲は、ゴダイゴの『銀河鉄道999』

原作者の松本零士さんにより、北九州市に所縁がある名曲。

北九州市消防音楽隊が、よくイベント出演の終盤に演奏している。

キラキラした雰囲気で始まると、軽快に盛り上がっていく。

このプログラムから出演の北筑高校の吹奏楽部の部員たちが目の前で演奏していたり、カラーガードの衣裳を着てパフォーマンスをしていた姿も、かっこよかった。

北九州市消防音楽隊のキタキューティーズは、フロアで合同でパフォーマンスをする団体のメンバーたちを引っ張るように中心的になって、フラッグによる彩り。

木屋瀬中学校の吹奏楽部の部員たちも合同バンドの演奏に参加していて楽しそうで良かった。

志徳中学校の吹奏楽部の演奏する部員たちやカラーガードの部員たちも、かっこよかった。

大好きな名曲によって楽しく感動的で、充実した盛り上げ締めの終演だった。


終演後に合同演奏に参加していた団体の出演者たちが集合写真を撮影していて、撮影OKのようだったので撮った。






《スーパートップバンドコンサート in北九州 2023》で、それぞれの良さを披露していた出演団体の皆さん、ありがとうございました、お疲れ様でした!