大牟田高校の吹奏楽部:第51回マーチングバンド全国大会 公開練習 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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12月2日は、大牟田高校の吹奏楽部が大牟田市民体育館で開催した《第51回マーチングバンド全国大会出場 公開練習》へ。









OBやOG、保護者から寄贈された色鮮やかな横断幕が掲示されていた。




開演時間となっていた14:00前に開場すると、最初に演奏する部員たちとカラーガードの部員たちが分かれて別の部屋で練習していた様子。

フロアでは、カラーガードの部員たちが練習。数人のOBさんやOGさんのような指導者たちが分担して個別にフラッグ、ライフルの指導をしていた。

カラーガードの先輩が、後輩にライフルの指導をしていた光景もあった。


15:30分頃になると、フロアに部員たちが集まって全体練習が始まっていた。

正面のスタンドから、OBさんのような指導者がマイクでアドバイスをするようにして指導。

今年度のM協マーチング『龍の水を得る如し』の最初から、少しずつ区切って要所を確認するように練習を進めていく流れ。

その合間には、いろいろな部員さんが手を挙げてから何か気になる事や注意事項などを呼びかけるようにして、それを注目して聞いた全ての部員たちが「はい!」と答えていて、練習の中での部員たちの積極的な発言や自主性が印象深かった。


マーチングの最後まで練習すると1日2回の公開練習の午後の部では、16:00から地元の数校の中学校の吹奏楽部の部員たちが合同演奏を披露。

大牟田高校の吹奏楽部の部員たちは、フロアにマットを敷いたり楽器を準備してサポートしてから中学生たちに向かい合うように目の前の正面に座って鑑賞。

演奏前には、各校の代表者が大牟田高校に向けて激励のメッセージ。

先生も演奏に参加という事で、大牟田高校の吹奏楽部 出身のOGさんが感慨深そうに後輩の部員たちに向けて暖かい言葉を贈っていた。

全3曲を披露。1曲目では、吹奏楽曲を軽快に始めると爽やかに演奏していた。

2曲目では、『残酷な天使のテーゼ』を披露。最初にユーフォニアムのソロがあったようで見事な聞かせ所。

中盤に手拍子をする盛り上げもあり、趣向を凝らしたパフォーマンスで勇壮な演奏をしていた。

3曲目では、『銀河鉄道999』を演奏して軽快、爽やかに盛り上げ締め。

目の前の正面に座っていた大牟田高校の吹奏楽部の部員たちは、手拍子をして優しく見守り鑑賞。

ほのぼのする雰囲気で、中学生たちが盛り上げていた合同演奏だった。


16:30分からは、いよいよ大牟田高校の吹奏楽部の本番で今年度のM協マーチング『龍の水を得る如し』を披露。

その前に、部員たちがフロアに円形のようになって集合すると本番前に気持ちを高めるように儀式。

今年の夏の高校野球で印象深かった『盛り上がりが足りない』を歌ったりして盛り上がり、見事に気持ちが高まったようだった。


演奏する部員たちは、赤に金の彩りが入った鎧のような衣裳。頭には、足軽の武士のような物を着用していた。

カラーガードの部員たちは、紺色で龍のような金色の彩りが入った和装のような衣裳を着ていた。

フロアの奥には、正面に『龍の水を得る如し』と書道のように書かれていて右側が青色の面に白い模様で水のような装飾、左側が赤い面に龍の鱗のような装飾がある大きな箱が設置されていた。

荘厳な雰囲気で始まると数人のバッテリーの部員たちが和太鼓を叩き、ピットでも部員さんが和楽器を鳴らして力強い和の響き。

この和楽器を使っている演奏は、日本の神話の民謡のように龍の勇壮な姿を表現しているようで、すごく良かったと思う。

中央では、被り物をして虚無僧のような姿だった部員さんが巻物を広げて前まで来て広げながら掲げると墨絵のように龍の絵が描かれていた。

重厚な響きの演奏、和太鼓を叩いていた部員たちが戻ったバッテリーも力強い響き。

カラーガードの部員たちの、フラッグによる彩りやライフルによる勇ましい動きも見事。

演奏していた部員たちが軽やかにステップしていたり、武士が楽器を刀のようにして動かしていたようで、こちらも勇ましい動き。

ゆったりした流れになっていくと繊細なピットの響き、チューバが存在感を示す低音の響き。

ピッコロとソプラノサックスのソロの聞かせ所があり、魅力的な響き。

隊列の形で、龍を表現していたようだった。

カラーガードのパフォーマンスが多彩で、黒く長い布のようなフラッグを両手に持って駆け回っていた。

今度は、水を表現するようにキラキラとした銀色の装飾が入った水色のフラッグを両手に持った彩りがあり、フロアが水で潤っていくようで清々しい雰囲気。

後方の箱は、水のような模様が描かれている面が正面を向いて盛り上げ。

トランペットの部員さんのソロがあり、カラーガードの部員さんが舞うような動きもあったようで優雅な見せ場。

後方の箱は、赤い面の龍の鱗が描かれている面が正面を向く事もあったようで流れの中で効果的な演出。

カラーガードの部員さんが、龍の目が描かれているフラッグも使っていたり龍の墨絵が描かれている巻物を掲げたり、龍を思わせるパフォーマンスも多彩。

横列に並んでライフルを波のようにして動かしていて、龍や水の流れを表現しているように見えた。

トランペットが力強く響いていたり暖かみがある演奏での、カンパニーフロントなどの盛り上げが心を打つ流れで感動。

終盤には、後方の箱の中に収納されていた和太鼓やピットの前に設置されている和太鼓それぞれを部員たちが叩いて再び重厚な和の雰囲気。

高揚感に満ちていく流れで、左右から色鮮やかな幕を持った部員たちがフロアの中央に駆け込んできて彩ると中央の後方から巨大な龍の絵が描かれている、のぼりを持ってきて高々と掲げる二人の部員たち。

最後には、部員たちが水色の布を投げるようにして豪快な盛り上げ締め。


和装のような衣裳や和楽器の響きで、見事な和の雰囲気の力強さ。

ピットの響き、ピッコロやソプラノサックスの聞かせ所の響き、フルートやクラリネットの響きも魅力的。

龍の動きの躍動感、水の清涼感を鮮やかに表現していたようで目の前で鑑賞していると感動が大きく素晴らしい演奏やパフォーマンスだった。


大牟田高校の吹奏楽部の皆さん。
表現力を磨き上げていく光景が興味深かった練習、完成度が高まったマーチングで魅了してくれた発表会を開催ありがとうございました、お疲れ様でした。

このベストパフォーマンスで、全国大会でも部員の皆さんで団結して頑張ってください!