今日は、

メンタルコーチングが適するかどうかを

見分ける一つの方法についてです。

 

絶対的なものではなく、

”傾向を示すもの”として

見ていただければと思います。

 

そして、それは、

カフェやレストランに行ったときに

自ら席を決めようとするかどうか、です。

 

 

自ら席を決めたい人は、

コーチングが適する人です。

 

それは同伴者や店員に

「どこの席が良い席ですか?」

などと訊いた上で決めることも

含まれます。

 

席を決める最終決定権は

自分が持っているとの自覚のある人

ということです。

 

主体性が高く、

企画→予定→行動→検証→再企画

という流れが自然なために

「変革」の準備ができている、といえます。

 

「変革」は現状の外側へ向かうため、

自らの意志で向かわない限りは

実現しないからです。

 

 

一方で、

自ら席を決めたくない人は、

コーチングが適さない人です。

 

それは、

「あなたはどの席が良いと思う?」

などのやりとりによって

他者に決めさせようとすることも

含まれます。

 

一見、他者を優先するように見えても、

それは他者を思ってのことではなく、

自分が決めなくて済む手段として

他者の優先を利用しているため、

実際には自分を優先しています。

 

依存的であるため、

「変革」は起きにくい状況ですので、

コーチングは適さないのです。

 

現状の外側に行くには

主体性や自立心が必要だからです。

 

依存的な状況は、

自身の中に未解決の課題があることを

示していますので、

その課題の解決をする、

つまりカウンセリングによる「回復」が

適している、というわけです。

 

 

コーチングに適するから善で、

適さないから悪だ、ということは、

かなり偏った見方ですので、

このような意味づけは

生きるのには役に立ちません。

 

コーチングが適する人が、

部分的にカウンセリングを必要としたり、

カウンセリングが適する人が、

部分的にコーチングを必要としたりは、

よくあるからです。

 

自分の状況次第で、

どのようになるのかが決まるだけであり、

その状況については善も悪もなく、

その状況は

ただ「その状況」であるだけです。

 

そこから「どこへ向かうか」、

「何を実現したいのか」によって、

すなわち”目的”によって

何が適するのかが決まるだけです。

 

 

コーチング、カウンセリングとは、

ただの手段です。

 

私自身、セッションにおいては、

全体としてはコーチングセッションですが、

部分的にはカウンセリングを用いることは

よくあります。

 

クライアント自身に

大きな変化があったときは、

その大きな変化を受け取れるまで

「変革」は難しい場合が多いからです。

 

十分に「回復」ができてから、

改めて「変革」に向かうのです。

 

手段を上手に使うことで

目的を実現していけることが大切であり、

その手段について

共同体感覚による方法となるように

していくことで、

感じるしあわせは

無限に増やしていけるのです。

 

 

 

 

 

お読みいただき、

ありがとうございます。

 

プロコーチ11年目、常楽でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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