今日は、
失敗を過去の自分のせいに
したくなったときの考え方
について書きました。

過去の自分も
未来の自分も、
そして現在の自分も
大切にするものですし、
大切にしてよいのです。

それは自分の内面を
ととのえることで実現できます。

目次
・自分の責任として前へ進む
・過去に分かち合い、未来に託す


■自分の責任として前へ進む

現在、にいる自分。

その自分が
この現状を「失敗」だと
感じる。

なぜ失敗した?

そう自問すると
過去の自分に責任を
求めたくなったりします。

そして過去の自分に
現在の失敗の責任を転嫁できれば
”過去の自分”は有罪となり、
”現在の自分”は無罪となると考えます。

この無罪が欲しいばかりに
”過去の自分”を有罪としてしまう。

しかし、
目の前の失敗は
”自分の失敗”であり、
その責任が過去の自分にあるなら、
現在の自分だって有罪になるはずです。

”過去の自分”を有罪として
”現在の自分”を無罪とするのは
そもそも矛盾しているのです。

つまり、
現在の失敗の責任を
過去の自分に転嫁することは
いくらやっても
何の役にも立たないことなのです。

だから、
現在の失敗を感じたら
それは過去とか現在にかかわらず
すべて”自分の責任”として扱うことで
状況の改善へと
踏み出すことができるのです。

■過去に分かち合い、未来に託す

自分との理想の接し方は、
過去の自分と経験を分かち合い、
その成果を未来の自分に託すことです。

過去の自分が
現在の自分に向けて
「こうすれば喜んでくれるに違いない」
と思って活動してくれていたら、
現在の自分としては嬉しい限りです。

そうして最善を尽くしてくれていたら
現在の失敗を得たとしても
過去の自分の責任とすることは
「違う」と感じるでしょう。

しかし反対に、
過去の自分が
現在の自分のことなど思わずに
ただただ過去の自分自身にとっての
「今がよければ他はどうでもいい」
として活動をしていたら、
現在の自分は現在の失敗の責任を
過去の自分に転嫁したくなるでしょう。

これのおもしろいところが、
過去でも現在でも
同じ自分なので、
自分で操作可能」ということです。

常に、自分で主体的に
どのように活動するのかを
選ぶことができるのです。

過去の自分が
現在の自分のことなどどうでもいいと
自己中心的な活動をするのも、
現在の自分が
現在の失敗は過去の自分のせいだとするのも、
自由に選べる中から
意図的に自分が選んでいるのです。

と、いうことは、
未来をすてきなものにしたいなら
そうするように自分は自由に選べるのです。

過去の事実は変わりませんが
未来から見た現在の事実は
現在の自分次第で操作可能です。

過去の自分を見て、
現在の自分が嫌なことがあれば、
現在の自分は今後それを
「意図的にしない」を選べます。

同様に、
過去の自分を見て、
現在の自分が嬉しいことがあれば、
現在の自分は今後それを
「意図的にする」を選べます。

そうして、
未来の自分の嫌がりそうなことは
しないようにし、
未来の自分の喜びそうなことを
するようにすることで、
未来の自分から見た
現在の自分はありがたい存在となります。

未来の自分のためにと
一生懸命に思いながら
活動しているからです。

そうして時間が進み、
かつて現在の自分であった過去の自分が
かつて未来の自分であった現在の自分の
「ありがたい存在」となることは
現在の自分にとって
非常に喜ばしいことです。

こうした時空を超えた
自分自身とのやりとりは
臨場感を使うことで
十分に可能なのです。

これを使えば、
未来をどんどんよくしていけます。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ10年目、常楽でした。



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